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'94-2 ジグザグヨーロッパ

行程表

1 成田~JL~ミュンヘン(ドイツ)
2 ミュンヘン-A-ニュルンベルク泊
3 ニュルンベルク-A-ミュンヘン-B-ザルツブルク(オーストリア)-C-ウィーン
4 ウィーン-D車中泊
5 -マインツ(ドイツ)-E-ケルン-F-ロッテルダム(オランダ)-G-ロッセンダール
−ブリュッセル(ベルギー)
6 ブリュッセル中央-H-ブリュッセル-I-ルクセンブルク(ルクセンブルク)-J車中泊
7 -ボローニャ(イタリア)-K-ローマ
8 ローマ-L車中泊
9 -ジュネーブ(スイス)-M−パリ 【m1】【m2】(フランス)
10 パリ-N車中泊
11 -マドリッド(スペイン)
12 マドリッド~KL~アムステルダム~JL機中泊
13 ~羽田~JL~成田

 
大学3年生の春休みに行った、初めてのヨーロッパ旅行。
この第一歩は1年前、家族で海外旅行(タイ)へ行く計画が立ち上がったとき買った
ヨーロッパ鉄道の旅マニュアルとトーマスクック時刻表。
JR全線完乗を目前としていて次の目標を模索していた私は
それまで何も知らなかった世界の列車に一気にとりつかれてしまった。
夏に韓国へ初めての一人旅を経験しそれからは
ヨーロッパ時刻表とにらめっこ、卓上プランは次々と浮かび上がる。

利用するチケットはイギリスを除く西欧・北欧乗り放題31,000円(額面US$348)の
ユーレール・フレキシーパス1等5日間用に決定。
とにかく色々な列車を見たくて乗りたい一心で10ヶ国を巡りICE・TGV・ペンドリーノ・タルゴなど
乗りたい列車を中心としたプランでありながら、
列車遅延等でも翌日には計画に追いつく為の余裕も兼ねて
それまで自分の国内での旅では考えられない程、観光にも時間を割り当てた。
その観光でも圧倒される物が多く、それ以降の旅もこのスタイルで確立された。

これだけ色々想定して、綿密に立てたプランだったのに始めから大荒れ。
行きはミュンヘン経由ベルリン行きで予約していてベルリンから鉄道の旅が始まる予定だったが、
前日の大雪等のゴタゴタの中、当日カウンターで渡された航空券はミュンヘン止まり。
予約証を出し抗議をしたが旅行会社が休みで問い合わせ出来ず、時間ギリギリで搭乗。
しかも座席までダブっていて、機内では半べそ状態でクック時刻表と睨めっこして変更計画を練った。
飛行機も遅れ休日だったので到着時には観光案内所も閉店。
せっかく宿泊全て前もって日本で予約していたのに、
いきなり予定してない街で夜間飛び込みでの宿探しになってしまった。

飛行機のトラブルは行きだけでなく、帰りは前に降りた米系の飛行機がパンクして滑走路がクローズ。
羽田に降り、国際線ターミナルの前に駐機したが、給油のみで
羽田−成田のショートフライト、最後に1回ゴーアラウンドまであって往復で散々な目に遭った。

第二外国語として中国語を選択していた私は
ドイツ語、フランス語、イタリア語とれも「有り難う」が言えるか言えないかの語学力(現在も・・・)。
それでも鉄道の旅自体は難なく、見る列車全て新鮮に映るヨーロッパの鉄道を満喫、
この醍醐味に魅せられ、この後何度も欧州へ行く様になった。

写真をクリックすると車内が見られます。

 

 
A.ミュンヘン発−ハンブルク行きICE   B.ミュンヘン発−ザルツブルク行 国際鈍行

 

 
C.リンダウ発−ウィーン行きIC    D.ブダペスト発−ドルトムント行き国際夜行

 

 
F.ケルン発−デンハーグ行き 国際急行   G.オランダ 犬鼻電車

 

 
H.ベルギー 国電   I.ブリュッセル発−チューリッヒ行き EC

 

 
K.ペンドリーノ ETR450   L.ローマ発−ジュネーブ行きEN

 

 

 
M. TGV   N.タルゴ夜行 フランススコ・デ・ゴヤ


 
m1.パリ メトロ   m2.パリ RER


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