Wolsztynへの訪問は2回目、
前に来たとき前日にイベントがあり珍しい機関車が動いたと聞かされたのがずっと気になっていて
旅行の方面と日程が合わせられそうだった今回、丸1日をこの蒸気機関車パレードに充てた。
アクセス等の蒸機特別列車撮影・乗車はコチラ
1回目、99年ウォルスチン機関区訪問はコチラ
老若男女、大勢の人で賑わうパレード後の機関区。
朝1番の列車に乗りWolsztynへは7時過ぎに到着、まずは機関区を見に行く。
左からOKz32 2,Tkt48 191,OKz22 31,Tr5 65,OL49
69。
写真左から、TKt48 191、Ty1 76、Ty51 223。
後ろに隠れている機関車がありTy1 76が煙を上げている様にも見えるが、
Ty1 76、Ty51 223は留置状態で6年前とほぼ同じ場所に停まっていた。
ボイラー横のタンクに給水中のOKz32 2。
先に給水を終えたTkt48は給炭場所へと進む。
平行している狭軌線は石炭を運ぶトロッコ用。
ベルトコンベアから石炭を積み込んだトロッコは車体ごとクレーンでつり上げられられる。
トロッコは吊り上げられた状態でひっくり返る事が出来る構造になっていて、
機関車のテンダーに石炭が供給される。
沿線に撮影へ行き、戻ってくると出店が開き始めていた。
10:30と半端な時間だが食べられる時にと思い
肉と玉ねぎの串焼きSzaszlykとビールを買った。
写真左が給水・給炭線、補給が終わった機関車は一度転車台に乗り右側の線を通って駅の方へ向かう。
動態機の筈だが、今日は火が入らず機関庫内で停まっていたOL49
23。
静態機郡、前からOk1 322,TKt48 143,TKt48 147,無火機関車と続く。
地上設備から供給された蒸機をボイラー状の形をした圧力タンク貯めて動く無火蒸気機関車。
シリンダーは後方キャブ下に付いている。
Ty2 1398。
ドイツ製52型で、かってはこの機関区に多数在籍した形式である。
片側のライトが無くなっているのが痛々しい。
ドイツ50型 Ty5 10。
Ty43 92ドイツの42型をポーランドで生産した型式。
OL49 60。
木製クレーン車なども保存されていた。
パレードの時間が近付くと、私はLeszno、Poznan方面へ1km程先にある丘に上がった。
13:20発Poznan行き定期旅客列車の出発後、いよいよパレードの始まり。
沿線はずっと観客でぎっしり。
トップバッター、Tr5 65。
1921年製 ドイツ56型 軸配置1D 総質量120t 最高速度70km/h
2番目、OKz32 2。
軸配置1E1のタンク機
3番目、Tkt48 191。
軸配置1D1 総質量98t 最高速度80km/h
4番目、OL49 69。
1953年製 軸配置1C1 総質量125.4t 最高速度100km/h
次々と機関車がやって来て忙しい。
5番目、Ok22 31。
1929年製 ドイツP8型と同型のポーランド製で38型と呼ばれた時期もあった。
軸配置2C 総質量133t 最高速度100km/h
6番目、35 1019−5。
ドイツ23型 軸配置1C1 総質量87.2t 最高速度110km/h
7番目、Pm36 2。
ポーランド設計の花形急行用機関車だが、
大戦の影響で2両しか造られず流線型をした1号機は戦災に遭い1両しか現存しない型式。
1937年製 軸配置2C1 総質量161.5t 最高速度130km/h
8番目、Pt47 112。
軸配置1D1 総質量125t 最高速度110km/h
9番目、OL49 7。
1951年製、4番目に来た69号機とシリンダ部分などの塗り分けが違っている。
10番目、03 2204 0。
機関車が貯まって手前で停まるようになった。
Pm36と同時期に生産開始されたドイツの急行用機関車。
軸配置2C1 総質量164t 最高速度140km/h
11番目、52 8177−9。
1921年製 軸配置1E 総質量84t 最高速度80km/h
最後12番目、Pt47 65。1949年製
こちら側で12両連結してバックで駅へと戻っていく。
今度はそのまま12重連で前進してきた。
同じアングルではつまらないと思い場所を変えたが、
もう少し待てば良かった。
12重連が引き返し、次はPoznan方面とLeszno方面の併走区間を使い2両ずつの競走。
03 2204−0 VS OL49 69
Ok22 31 VS 52 8177−9