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山形県河北町いもこ列車

AFB No.347


アクセスは左沢線の寒河江駅から河北病院行きのバスで20分弱。
東根からのバスもあるが休日は特に本数が少なく利用できない。2022年撮影


河北中央公園の北西角に機関庫があり、既に機関車が出ていた。2022年撮影


大正5年から昭和10年まで河北町谷地と奥羽本線の神町との間5.6kmを結んでいた谷地軌道を再現として昭和63年に河北青年会議所により、こちらの公園に作られ河北町に寄贈されたという事である。2022年撮影


機関車は谷地軌道は別の物であるが、里芋に似て「いもこ」と語り継がれている独特な形の火の粉止めが取り付けられている。2022年撮影


1948年ベルギーAFB社製347号。
台湾糖業鉄道で使われていた機関車で、
車番も製造番号も1つ前の346号も動態で台湾の渓湖糖廠鐡道文化区で活躍している。
かって野辺山SLランドで動いていた362号も同型である。2022年撮影


野辺山の362号同様別ボイラを積んで走る様になっているが、構造は全く異なり、こちらはフレームで一体となりながらも、別な箱が増設された形で、屋根の高さが抑えられたかわりに長さがあり、従輪が設けられ、その上が乗客用のデッキになっている。
ただ、この様な構造なので曲線には全く対応できなさそう。2022年撮影


左側は通路がある様に見えるが、つながってなく、後方の見通しを確保する為と思われ、屋根上には大形なヘッドライトが付けられている。2022年撮影


キャブ内には焚口の蓋が残っていた。2022年撮影


運転は年に6回ほど、13:00〜15:00の運転であわせて定員32名で12:30から整理券の配布が開始されると書かれていた。今回はバスに乗り着いたのが13時近くになり、既に配布終了となっていた。2022年撮影


機関庫の前に幅広な階段が用意され、こちらからデッキに乗れる様になっている。2022年撮影


車庫前を発車。2022年撮影


終点より先から望遠で狙う。2022年撮影


線路は公園の北側の縁を走っていて片側は歩道となっている。2022年撮影


公園側からも撮れる場所があるが、手前が樹で向こう側が開けているので白煙は見え難くなる。2022年撮影


歩道側は背景が樹になるので白煙が見えやすい。2022年撮影


流し撮り、公園側は樹木が多く離れて撮るのは難しい。2022年撮影


階段の上からプチ俯瞰。2022年撮影


さらに奥、公園にある丘から。2022年撮影


道路側からは真横も撮影できた。2022年撮影


道路側からも流し撮り、見通しの良い直線なのでアングルは限られる。2022年撮影


終点の場所にはフレームだけの貨車があった。2022年撮影


小さなボギー台車で、中程のフレームが低くなった本格的な車両。2022年撮影


自動連結器なので、347とは連結できなさそう。2022年撮影


途中、小休止がありサイドタンクに水が補給されていた。2022年撮影


燃料は後方にポリタンクで注がれていた。2022年撮影


運転終了後、バックして入庫。後ろに車掌車が見える。2022年撮影


車庫に入った347号、ヘッドライトを点けていた。2022年撮影


機関庫の傍らに元国鉄の車掌車ヨ8796があった。2022年撮影


かっては貨物列車には必ず連結されていた車掌車の中では最新だったヨ8000形。2022年撮影


車内はオリジナルに近い様でとても貴重。2022年撮影


テーブルにブラウン管テレビがあるのは謎であるが、中央に石油ストーブがありトイレの向かいに石油タンクがある。2022年撮影


トイレ側はテーブル付のボックス席になっていて窓上に荷棚もある。2022年撮影


ヨ8000のデッキから見た蒸機機関車。2022年撮影


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