営業運転は訪問した時の翌週末からで乗車出来なかったが、機関車の姿を見ることが出来た。
後方から見ると足廻りが妙に高く感じ、中央にバッファがあるのも特徴。
給炭設備が組み込まれた建物も珍しい。
勾配区間でボイラーが水平になるようになっているので、
横から見ると全体に前のめりになった格好をしている。
2つの動輪の他に奥に見える歯車も駆動し急坂に挑む。
19世紀後半に製造された機関車であるが全然古さを感じない。
前方から一見すると、普通の小型タンク機の様にも見える。
ラック式の勾配機関車は前側に客車を連結して下から押し上げる様に走るので
普段は前面を見せないが、この鉄道では平坦部でこちら側を前にして客車を牽引する区間がある。
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