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2024-4 ヨーロッパ

Trenord
TAF

(Treno ad Alta Frequentazione)

EMU E760

Regionale1217 ミラノ ノルド カルドナ発−ノバラ ノルド行き
Busto Arsizio Nord 8:20発−Novara Nord 8:49着


時間がないなか自動券売機での購入がわからず、意外に窓口が空いていたのでギリギリ買えたチケット、レシート状なもので2次元コードが大きく描かれている。
マルペンサエクスプレスは全席1等扱いで、乗換えるノバラ行きは2等なので、2枚に分けられて発券、Malpensa Aeroporto T1からBusto Arsizioまでが1等4.0EUR 、Busto ArsizioからNovara Nordまでが2等で3.6EURで合計1人7.6EUR。
ちなみにマルペンサ空港からミラノセントラル駅や市内の駅まで乗ると1等扱いで13EURだが、Busto ArsizioからMirano Centraleまではマルペンサエクスプレス以外の列車も走っていて、そちらに乗ると4.4EURなので、時間が掛かるがBusto Arsizioで一旦下車し切符を買いなおせば結構節約になりそうだ。


TAF (Treno ad Alta Frequentazione)と銘打ちイタリアの企業連合により造られ、1998年に導入されたE760形。
ダブルデッカーEMU4両編成。
13年前にマルペンサエクスプレスで同社の同型車両に乗車している。


Busto Arsizio Nord駅で列車を待っている時に新世代の2階建てEMU、ETR.521も見掛けた。
こちらは日立レールイタリア製、E760形の製造も担ったAnsaldoBreda社を日立製作所が買収しHITACHIを掲げた車両がイタリアで走る様になった。


車内はクロスシート2+2配列向かい合わせ。
以前と比べると座席が変わり、通路側の肘掛が上げられる様になっていた。


2階客室端部は片側に階段があり、3席並びの座席がある。


2階客室からの車窓、下の階でも防音壁など遮る物は特になく窓は斜めになっているが、上からの眺めは良い。


上階への階段は片方に寄り、下階へは中央で2段にある。


以前はLED表示器があったところが、カラーモニターに変わっていた。


防犯のため、客室の至る所にカメラが取り付けられていて、ランダムにモニターで表示される様になっていて、最新車両と同レベルにリニューアルされていた。


下階は天井までの高さを確保する為、通路部分が低くなっている。


台車上となる両端部の客室へは3段のステップを上がる様になっている。


終点、ノバラ北駅には約5分遅れで到着。


NovaraではTrenitaliaの線路と直交する様に向かい、直前の所でY字に分かれて接続できる三角線になっていて、その片方にNovara Nord駅のホームがある。
Trenitaliaで乗継検索するとNovara Nord駅とNovara駅間はバスが出てくるなど相当時間が掛かりそうな感じだったが、ホーム先端の方に進み踏切を渡るとNovara駅ホームへの地下通路に通じる階段があり、とても近く感じた。


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