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2019-4 旧ユーゴスラビアの国々
クロアチア国内夜行列車
821列車
ザグレブ発-スプリト行
Zagreb GL.K22:56発-Split6:45着
乗車券はクロアチア鉄道HZPPのホームページで購入。
購入後にメール添付で送られてくるPDFファイルを印刷したもので
2次元コードが付き、購入者のフルネームと住所が書かれている。
料金は座席予約込み2人で417.6kn(約7,000円)。
座席配置図から座席指定の指定も出来るが
寝台料金が安い(1人あたり99kn)のに予約購入が出来ないのは残念だった。
ザグレブ出発時は軸配置BBの1141-3が先頭に就いていた。
3両の客車と車運車は出発時刻の1時間以上前からホームに停められていた。
最後尾となったのは2等コンパートメント客車
HR-HZPP 50 78 20-70 059-3 Bl。
こちらが通路側、窓割りは個室側と変わりがない。
戸窓に行先表示と号車番号が掲げられ、2号車になっていた。
次の客車も2等コンパートメント、HR-HZPP 51 78 27-70 003-3 Bee。
こちらは扉の隣の窓に案内表示があり、中間なのに1号車となっていた。
外観的にはほぼ同じ。
一番前の客車は寝台車で20号車となっていた。
HR-HZPP 51 78 71-10 002-3 WLee。
乗降扉は片端のみ、HZPPのホームページで寝台車の予約は出来ず、
乗車前に一応駅窓口で聞いてみたが満室になっていた。
寝台料金は1室2人利用で1人あたり99kn(約1,660円)との事で
国際列車と比べ格安だったので残念。
スプリトに着いて車運車が切り離され妻面がみられた。
機関車のすぐ後ろとなる片端は車運車の
HR-HZPP 51 78 98-00 020-6 MDDm
1時間以上前時からこの状態なので車を載せる乗客は
それ以前に来る必要がありそう。
屋根があり、間口で載せられる車高は決まってしまうが、
重心の為か台車間の床が低くなっている。
屋根はカマボコ形だが寝台客車と比べても高い。
機関車が連結される前から乗車が開始され、
電気が点かず暗かった。
最初、先入観で中間が2号車と思い込み
1号車の方に乗っていた。
そのあと車掌に教えられ、2等車の指定された席に移動。
2等であるが3席づつ並んだ6人用コンパートメント。
新しめの座席で、座面は少ししかスライドできず、
フラットにはならなかった。
指定されたコンパートメントは他にも乗客がいたが、
朝になると隣の部屋は空室になっていた。
肘掛けは上げられるので横になれる。
スピーカ形のシールの隣に何かの蓋があった。
8ピンのコネクタだった。
仕切にガラス面が多いので通路も開放感がある。
通路に折畳み椅子は無い。
化粧室、壁はステンレス地で鏡の様になっている。
反対側の化粧室スペースは自転車置き場になっていた。
。
隣、1号車の片端は広い自転車スペースになっていた。
壁が撤去され手ブレーキのハンドルだけ残されている。
自転車は縦にしてハンガーに掛けられる。
片側の化粧室とコンパートメント2室分のスペースが使われている。
ハンガーの下は、上げた状態では自転車のガイドになる
折畳み椅子になっていた。
寝台車の化粧室は車端部の通路両側にあった。
ちょうど明るくなったころ、アドリア海が見えた。
空いたコンパートメントで窓を開ける。
進行方向が変わり前側になっていた。
次第に街になり白壁の建物が多い。
飛び立っていく飛行機も見えた。
スプリトに入る直前、ほんの少しだけ海岸に近付いた区間があった。
定刻でスプリトに到着。
牽引機は2044形ディーゼル機関車に代わっていて、
ボンネット側を前に走っていた。
到着後間もなく機関車が切り離される。
2044型は3軸の台車を持つが中央の軸は非駆動らしい。
機回しされ、反対側に連結。
向かいのホームに停まっていたのは
クロアチアを代表する特急ICNに使われる振り子式DMU3123形。
PERKOVIC行きの近郊列車で間合い運用の様だった。
このまま回送かと思ったら、車運車だけ切り離された。
車載設備がある1番線奥に移動させていた。
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