到着時はセルビア鉄道ZSの機関車に替わっていたが、
同じ461型機関車、1972年から造られた
ルーマニアのElectroputere製、軸配置CCの交流機。
客車3両という短い編成で先頭は1等用客車だったが戸窓に2と
書いた紙が貼られた469号車。
2両目、467号車は2等客車。
座席予約券に書いてあった466号車に乗り込む。
下段のステップは扉が開くと下がってくる様になっていた。
3両とも開放タイプの客車で2等車両は2+2配列。
座席の向きは変えられず、中程の仕切で2区画に
分けた上で集団見合い配列になっていた。
客室端には荷物置き場がありスモークガラスの仕切が付いている。
座席は2席間の下で支持されていて足元が広い。
落書き部以外の窓は比較的キレイであったが、
荷物置き場に近く、少し窓を開けられる一番後ろの席に座った。
前席の背面にある折畳みテーブルは蝶番式で
畳んだ状態で下になる張り出しがストッパになる。
背もたれ上に予約票も入る座席番号標示が付いていたが、
これが付いている座席の番号なのか
これを真っ直ぐに見られる後ろの席なのか微妙。
しかも座席予約券に書かれていた41・43という座席は無く、
車掌に聞くと好きな所に座って良いとの事で
どの席にも予約票は入ってない。
2人で6EUR予約券は勿体なかった。
座席と同じ様なモケットが張られた荷棚下面に
読書灯とそのスイッチのユニットが取り付けられていた。
窓脇の壁にPC電源用コンセントがあったが電気は来ていなかった。
食堂車は付いていない事はわかっていたので
昼食は用意しておいた。
パンとハムは昨晩行ったレストランで食べきれず持ち帰った物。
肉料理盛り合わせ7.1EURが大盛りだった。
客室との仕切扉もスモークガラスで出来ている。
デッキ、乗降扉はプラグ式。
戸窓に貼られた紙に行先や停車駅の表示されている。
最後尾の仕切扉の窓も比較的キレイで後ろの展望を楽しむ事ができた。
入口寄りに長円形の手洗い台がある。
この区間は景勝路線、最初は急流のモラカMorača川沿いを進む。
そしてどんどん高度を上げてゆく。