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'01-5 東欧

テサロニキ(ギリシャ)発-ブダペスト(ハンガリー)行き
460/50列車 ”TRANSBALKAN”

テサロニキTHESSALONIKI 22:04発-ソフィアSOFIYA 7:40着

物価が安いので贅沢に寝台のシングルユースにした。
バルカン・フレキシパス利用で寝台料金は11.950Dr(約4000円)
手書きでチェックを入れていくタイプのチケットだった。


出発時の牽引機はギリシャ国鉄OSEの
A471形ディーゼル機関車、ドイツ製の新型で軸配置BBで、
車両の最高速度は200km/h

ソフィア到着時はブルガリア国鉄BDZの44形電気機関車に替わっていた。
こちらも軸配置BBで最高速度は130m/h

編成最後尾はハンガリーMAVの寝台車
客車5両と短いが、ギリシャの2等車、ブルガリアの寝台車、ルーマニア寝台車、
ギリシャの2等車、ハンガリーの寝台車と多彩な編成。


乗車した寝台車は前から2両目、ブルガリア国鉄BDZの車両。


欧州標準タイプの寝台個室。
シングルユースなので、下段がベットメークされ、
中段は折りたたまれているが、荷棚と同じ高さの上段は出されていた。


個室の入り口側、通路との仕切りに窓は無い。
壁に下かか32,34,36と書かれているのが寝台番号で、
3段ベッドで2等寝台、2段ベットで1等寝台として使われ、
中段の高さが変えられるので中段ベットのストッパが2箇所ある。


窓側には洗面台兼用のテーブルがあるが、
比較的足元は広い。


テーブルの天板を開けると陶器製の洗面台があった。
上の鏡も開くことが出来、コップ等を置けるスペースになっていた。


隣室との仕切りが折畳み式となっていて両室の鍵を解除して開ければ接続できる。
梯子も2・3段どちらにセットした時でも引っ掛けられる様にフックが伸縮式になっている。


上から見たコンパートメント内、
上段の窓側は荷棚の上にクッションを置いて使用する様で
その分だけベット棚が短い。



寝台列車だが車掌がパスポートを預かる事は無く、
午前1時頃から国境越えで税関、出国、入国と何度も起こされた。




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