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'00-5 北欧

ストックホルム発 − ナルビク行き 夜行列車

 94列車 Gavle19:17発 − Narvik12:30着


チケットはストックホルムで購入、トーグコンパニエTagkompanietという別会社
による運行の為、中央駅の窓口では買えず構内にあるオフィスを教えてくれた。
北欧レールパス所持者の追加料金は1人利用で465sk(約6,100円)
個室寝台の料金としては安い。
運行会社の関係かNordpilenノルドピーレン号という愛称の表記は無かった。


機関車は軸配置BBのRc6型、Tagkompanietのロゴ”K”マークが付いていて専用機の様だ。


乗車した客車は機関車の次位、車体にSovvagnと書かれた寝台車。


個室内に掲出されていたデッキプラン。1両に14室、デッキは片側、トイレは両端にありシャワー室もある。
部屋の鍵はホテルやフェリーなど北欧で多くみられる穴あきカード式。


寝台車の通路は狭めで補助椅子は無い、木目のある窓枠が北欧らしい。


寝台個室、3人掛けの座席の枕部分のパネルを倒すと中段寝台、
背もたれを倒すと下段ベットになる。


高いところにある上段寝台は元々セットされた状態になっている。
荷物用のパイプがあるので折り畳む事は出来無さそうだった。


寝台個室の入り口側、各ベット毎に読書灯やスイッチ類のぱねるがある。
多くの夜行列車は通路上の空間が荷物置き場となっているが、この車両は
そういうスペースが無く、代わりに入り口にもパイプ組みの荷物棚があった。


下段、中段寝台も下げてみた。
毛布・シーツはセットされた状態で畳まれている。


上から見た寝台個室、窓際のテーブルの天板を上げると洗面台になる。


車端のシャワー室、結構広々としている。


別な車両の寝台個室、3段ベット+洗面台テーブルという基本構成は共通だが、
こちらは折り畳むことが出来そうな構造である。


こちらはクシエット(簡易寝台)、2等扱いだが見た感じ2段寝台の様でもあるが、
背もたれ部分を上げる事で中段となりそうだ。


2等個室、座席間にテーブルがあり、簡易寝台との格差を付けている。


若干古めの2等個室、大きなテーブルがあるが
肘掛けがないのでこちらなら空いていれば横にはなれそう。


オープンタイプの座席車、途中に仕切があり小さく分けられていて座席配置も変わっている。


食堂車で食べた夕食、トナカイ肉の料理だったらしい69NOK+ビール47NOK(合計約1,600円)。
夜はパブ状態になっていたので食堂車内は後で撮影しようと思っていたら、
翌朝は連結されていなく途中で切り離された様だった。


翌朝のボーデン辺りから連結されたパノラマカー。下階は乗客用ではないが
車両としてはダブルデッカー車だった。1両だけ塗装が全く違っている。


こんな車両がヨーロッパにあったとは・・・。


座席は向かい合わせ固定1+2列で間に大きなテーブルがある。


トンネルに入るとガラスに車内が反射して、また別な趣がある。


ドーム前側の窓から見た景色、他の客車の天井が高いので視界はあまり良くない。


列車は夏場は太陽が沈まない北極圏に入った。沿線にはエリバレ、キルナなど鉱石で有名な街がある。


パノラマカー車端のカフェ、朝食はこのカウンターで販売される。


朝食セット、2種類のサンドとヨーグルト、オレンジジュース、紅茶。


終点に近付くと車窓からフィヨルドらしい景色が眺められる。


終点ナルビクは鉱石の積み出し港としても有名、駅の北には広大なヤードがあった。




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