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'99-5 中欧
ドイツ ドレスデン近郊ナロー蒸機 その1
ラーデボイル鉄道(Traditionsbahn Radebeul e.V)
レスニッツグルント鉄道(Loessnitzbahn)〕

Radebeul Ost - Radeburg

ドレスデン近郊には今も蒸気機関車が活躍する2つの狭軌路線があり、

トーマスクックの時刻表にも時間が載っている。

駅のインフォメーションで貰ったドレスデン近郊の路線図にも2路線とも載っていて重宝した。

まずはドレスデン中央駅から普通列車で20分足らずRadebeul Ostから分岐するこの路線を訪問。

Radebeul-Radeburg間約16kmを50分掛けて走る。

 

軸配置1E1、1953年生まれの99-77型蒸気機関車が先頭の
荷物車+客車5両という編成。


まずはRadebeul Ost駅を出てすぐの跨線橋へ行き到着列車を撮影。
隣の標準軌との線路の幅がよくわかる。


地下通路の階段を上がると蒸気機関車が目の前に。
狭軌線のホームはレール面と同じ高さなので足まわりまで見える。


反対側、ドレスデン中央駅方面へのホームに制御客車を先頭にした近郊列車が到着。
レール幅は半分近いのに車体の大きさにはあまり差がない。


客車同士も貫通していなく連結器が見える。
レールの左外側がそのままホームになっている。


軌間750mmながら2+2列の向かい合わせ。窓は縦長でピッチが座席とずれている。


化粧室が妙に大きく感じる。


窓は下に落ちる様に開き、閉める為の革ベルトが付いている。
化粧室の向かいはロングシートになっているが、
窓の部分は背もたれが切り取られた格好になっている。


終点まで往復すると帰ってくるのが夜遅くなってしまうので途中Friedewald HP駅で下車。
降りたのは私の他1人だけ、森の中で静かな場所だった。
大都市中心部から1料金ゾーンだけ離れた場所とはとても思えない。


反対方向Radebeul Ost行きの列車が到着。
平日7.5往復の運転、朝を除けば2本の編成で運用できるダイヤだった。


ここの駅はレールの外側まで砂利を敷き詰めただけのプラットホーム。
乗車したのは写真のおじさんと2人のみ。


帰りは一番前の列車に乗車。オープンデッキから機関車が見える。


Radebeul Ost駅に到着するとすぐに機関車は切り離され、
給炭・給水の後、反対側の先頭に立つ。


Radebeul Ost駅から少し歩いた場所で、出発列車を撮影。


Radebeul Ost駅の横に鉄道車両が置かれていてミニ鉄道博物館の様になっていた。


99 586は2軸台車式になった動輪の間にシリンダがあるマイヤー式蒸機機関車。


前後両方共プラウになった除雪車。
旧東ドイツ国鉄DRの文字が入っていた。


翌日、Hainsbergからの支線が運休中で時間が出来たので再訪。
4番のトラムはWein traubenstr停留所の手前で狭軌線とクロスしている。



このクロスの奥に蒸機鉄道の駅もあった。


ここからの背景はとても綺麗だったがバック運転となるのが残念。


駅を発車してトラムとの平面クロス踏切を通過。


そのまま後追いを撮影。


Radebeul Ost発の列車はまず平面クロスの手前で撮影。


トラムとのツーショットを期待したが2回の勝負でそんなに良いタイミングで電車は来なかった


往路の最後尾は展望デッキになる。



その2 ヴァイセリッツタール鉄道へ

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