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'03-4
City Night Line
 ドルトムント発−ウイーン行き 
CNL313列車 ”DONAU KURIER”

(エコノミー寝台)

マインツ22:09発−ウィーン8:49着

今回はドイツ国内のみ有効のジャーマンレールパスを利用する。
出発前にそのパスホルダー料金を適用できるザルツブルクまでの予約をしておいた。
朝5時にザルツブルクで下車しそこから別に切符を買ってインターシティでウィーンへ行くつもりだったが、
ダメ元で乗車後車掌に交渉してみて運良くウィーンまで乗っていける事になった。

牽引はDB101型電気機関車。
進行方向や編成、機番は変わったがウィーン到着時も101型が先頭に付いていた。


車体断面の大きな、2階建て個室寝台客車。


通路自体は狭めだが、4個室毎に階段があるので、すれ違いがあっても退避できる。
尚、折り畳み補助椅子は無い。


通路から階段を下がると1階室、上がると2階室。
1階室は1桁、2階室は10番台の部屋番号になっているようだ。


今回はシャワー無しのエコノミー寝台への乗車。
デラックス室の無い車両だったので1・2階ともエコノミー寝台で私は2階室だった。


2段ベットと洗面台付きテーブルという標準型寝台車に準じた室内構成だが
空間的に広さを感じる室内。


扇形テーブルの蓋を開けると洗面台になる。
折り畳み式テーブルに置かれていたボトルは炭酸水。
昨年利用したデラックス寝台では、ジュースもあって
検札後ウエルカムドリンクまで出されたが今回は無し。
これが寝台クラスの違いか、列車の違いか、時期的なものかわからない。


ベッド側から見た個室内。
部屋の扉は折り戸式で旅客機のトイレに似ている。


ベッド自体はデラックスもエコノミーも同じ様な2段ベッド。
壁に寝台灯とそのスイッチがスッキリと備わっている。


ベッドは上下団とも縦方向へダイナミックに収納され
その下から2人掛けのシートが現れる。

2段ベットとは言えダブルデッカーなので実質4段。
寝台セット中は下段に腰掛けても上段に頭がつかえて普通に座れず、
その上段も車掌の持った鍵が無いと上がらないので、ゆったりと座れない。


奥は、スッキリ仕舞われたベット
その手前は荷物入れと引き出し、折り畳みテーブル。


荷物入れや引き出しを開け、テーブルを広げたところ。


洗面台上の鏡を開けるとタオル・石鹸・シャンプー・うがい薬・耳栓が
2つずつ置いてある洗面用具棚とコンセントがあった。

食堂車は厨房、バーカウンター、テーブル席の3つのスペースに分かれていてテーブル席は少ない。
検札が来てすぐに来た時にはテーブルがほぼ埋まり相席となった。
9時近くに出発する列車であるが結構賑わっている。


朝の食堂車、営業は夜だけで終わっている。


テーブル席の奥はバー・カウンター。


ルームサービスされた朝食、料金は寝台料金に含まれている
パンとジャム、バター、パテに珈琲又は紅茶。


ウイーン西駅3番線に到着したCNL313列車。
その2つ隣の1番線には蒸気機関車が・・・。


City Night Line
デラックス寝台(2002年3月乗車)へ



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