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1999-12 中国南方
直達快車
直达快车
昆明発-広州行
直快366/3次
昆明20:22発-広州(翌々日)5:46着
昆明に付いて宿にチェックインした後、最初に切符を買いに昆明駅へ行った。 ガイドブックには宿泊したホテル内に列車の切符売り場があると書かれていたが、ロビーの奥に旅行社はあったが、鉄道の切符は販売されていなかった。 外国人料金が撤廃されてから儲けが少なくなってやめたのかもしれない。 切符売り場が別にあるのは知っていたが、駅舎内に外国人切符売り場があるだろうと駅舎内に入ろうとしたが、昆明駅には無い様で駅入口の係員に入れてもらえなかった。 |
售票庁(切符売場)も大規模な建物で、大混雑を予想していたが窓口の列はそれほどでもなく、割とあっさりと購入できた。 |
購入した切符、昆明から広州まで1等寝台にあたる軟臥下段で516元(約6,500円)、日本の様に寝台料金が定額ではないので、寝台2泊でもお得な訳ではない。 前の旅行で使った1年前の1998年版時刻表を持って行ったが、これには366/3次は昆明12:30発-広州着翌々日8:40となっていたので、大幅にスピードアップされていた。 これまで貴陽-柳州-桂林-衝陽と経由していたのが、南寧経由となっていて、その前に乗った石林までも含め新しい路線だという事を後で知った。 |
列車待合所は駅舎内にもあるが、屋外にもある。 改札と同様に列車毎に分かれ、列に並ぶように座ってゆく。 |
ゆったりとソファーが並んでいる軟席乗客専用の待合室。 改札もあり、こちらは基本的に列車共通となっていて改札している列車が案内される。 |
これは石林に行く列車を待っている時に撮影した列車で、時刻表から推測すると昆明8:39発の重慶行き162次特快と思われる。 乗車した列車は夜で暗く、前まで撮影しに行く勇気がなかったが同じ韶山3型電気機関車の牽引だった記憶がある。 |
乗車したのは8号車RW25G-52372、軟臥車や軟座車と硬臥車や硬座車の間に餐車(食堂車)が入るのが一般的な編成だと思っていたが、隣9号車は硬臥車だった。 |
軟臥は2段寝台の4人個室、まだきれいな新しい車両だった。 |
2段ベット向かい合わせで、上段にはストッパゴムの様な物も付いていて動かせそうな感じもするが基本的にはずっとこの位置の様である。 |
仕切扉脇の下段と中段の間くらいの高さに折り畳み式のステップがあり、上段ベットに上がる際には、下段ベットの隅とこのステップに脚を掛ける。 |
通路には窓間に折畳み椅子が用意されている。 |
夜発の翌々日早朝着という列車なので、日の出から日没までずっと車窓を見ていられる。 |
時刻表によると日中走った区間は7:21着の百色から17:45着の玉林まで、ずっと広西チワン族自治区になる。 |
桂林の近くは通らなくなったが、そんな雰囲気の山々が見られた。 |
蒸気機関車が見られないかと気にしていたが、結局見掛ける事は無く、片運転台の東風3型を遠くに見えた。 |
食堂車は硬臥とは反対側の隣7号車だった。 4人掛けのテーブルが並んでいて隅のテーブルは乗務員用と思われ車内販売用のカートが置かれている。 天井に掛けられた旗状の物にはスローガンの様な物が書かれていた。 |
窓際には調味料の他、赤・白のワインと鉢植えが置かれていた。 |
前乗った幹線快速の様にセットメニューで無く、自由に頼めるのが良かったが、品書きを見ても解らず、市中と比べると高価なのと1人だったので質素な食事となってしまった。 調理室との間のカウンタ上部には飲物が陳列されていた。 |
南寧近辺の邕江だろうか、昼食後に大河を渡った。 |
車体の長い両運転台のディゼルカー。 扉は若干幅広なものの機関車の様な手動内開きで、寝台客車に積んでいる様なクーラーが片端に載っていて、中央窓下の高さに中国鉄路のマークを挟んで柳局の文字がある。 旅客列車ではこの様な車両は使われていなく、視察用だろうか? |
米粉3元、ホームでも食べ物が販売されているのを見掛けた。 こちらの方が安く美味しそうにも思えるが、各駅数分は停車時間があるが、あまり買っている人を見かけなかった。 |
途中でカーブして分岐していくところで、同方向の列車が見えた。 ディーゼル機関車+客車18両という長編成だった。 |
当時の主役でどこでも見掛けられたDF4B形ディーゼル機関車。 通風できそうな有蓋貨車を入換しているところだった。 |
夕食時にも食堂車へ行った。 |
今回は2皿とご飯を注文。 |
2泊目の夕方に、客室内の全景を撮影する事が出来た。 窓側の壁に寝台灯が付いていて、通路側に足を向けて寝る様になっている。 1日目の20:22から3日目の5:46まで33時間以上の乗車で1本の列車で車中2泊は私にとって初めての体験だった。 |
終点、広州駅に到着、日中の途中駅で最大10分くらいの遅れた事もあったがほぼ定刻だった。 南方とはいえ12月の5時台は真っ暗だった。 |
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