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2025-4 中央アジア

Afrosiyob
アフラシャブ号


764ФA タシケント発−カルシ行き
Tashkent Markaziy6:30発−Samarqand8:48着


チケットはウズベキスタン鉄道のホームページから予約購入、予約は45日前からと思っていたが、もっと早く予約できる様になっていた様で、練習の為その少し前に試そうとしたら、もう予約可能な状態になっていた。この日のサマルカンドまで行けるアフラシャブ号は6:30、7:21、8:29の3本あったが既にVIPクラスは全て売切れ、ビジネスクラスに空きがあるのは朝1本目だけになっていた。


予約の際座席指定も可能で、編成表には残席数、座席表の上下には矢印で進行方向の表示もあり、後ろ向きの席しか残っていなかった。


予約後にダウンロードしたりメールで送られてくるPDFファイルを印刷したものがチケットなり2次元コード付きでパスポート番号も登録された記名制になっている。料金はタシケントからサマルカンドまでビジネスクラスで396,000S'om(約4,700円)で、エコノミークラスなら270,000S'om、VIPクラスなら545,000S'omだった。


タシケント駅には改札機の様な物が設けられていたが、みんな横を通っていて使われていない様だった。なお駅に入るには駅の南西側にある建物でチケットと荷物のチェックを受ける必要がある。


改札機の手前にある出発案内表示を見ると随分列車が少ないと思ったが、これは1番線を出発する列車の表示だった。


既に1番線には列車が停まっていた。
車両はスペインのAlvia S-130と同じ外観で配色は異なるが基本的な塗り分けラインまで同じだった。


後ろ側の先頭車を撮影後乗車しようとしたら、入口に立っている車掌に違うと言われ、手を挿した方向を見ると、遠くに別なAfrosiyob編成が停まっているのが見えた。


そのAfrosiyob編成もホームには掛かっていたが、周辺に人影は無く前の列車が出発した後入線するいう事の様であった。


ソ連時代の1960年代に製造されたVL60形電気機関車が通った。


駅舎前に停まっていたAfrosiyob編成は6:10頃に出発していった。
出発案内に土曜日曜6:03ブハラ行きという表示があり土日ではないが増発運転されていたのかも知れない。


それからすぐ後に、東側の列車が前進してきた。


両端の動力車でタルゴ型の連節客車11両を挟んだ編成。
先頭の動力車、乗務員扉に11と書かれている他に型番を示す表記は見られなかった。


動力車はボギー台車で軸配置BB、客車と連結されている側は側面が円弧を描く様な端部になっている。


先頭の動力車の後ろが1号車TGA7 4418 022 VIPクラス。


1号車の逆サイド、動力車側は連節でなく独立した1軸でフェンダー状の切り欠きがあり、その上辺りはサービス電源機器を積んでいるスペースで窓が無い。


2号車TB7 4402 021 エコノミークラス。
隣の1号車には扉が無いので戸窓の表記はV_vipになっている。


3号車TB7 4402 020 エコノミークラス、戸窓の表記はE_ekonom。


4号車TB7 4402 019 エコノミークラス。


5号車TB7 4402 018 エコノミークラス。


6号車TB7 4402 017 エコノミークラス。


7号車TB7 4402 016。


その次7号車と8号車の間はTC7 4406 015、食堂車。


窓は高い位置に2つだけあり、戸窓の表記はB_Bistroとなっている。


逆サイドは他よりも高い位置で窓が並んでいる。


8号車TAh7 4413 014 ビジネスクラスで戸窓の表記はB_biznes。


9号車TA7 4401 013 ビジネスクラス。


こちらの車両は戸窓の表記がV_vipになっている。


10号車TGA7 4419 012、VIPクラスで1/3程がサービス電源機器類のスペースとなっていて扉は無い。


最後尾の動力車は乗務員扉の下に12と書かれていた。


こちらは先に出て行った編成の写真で戸窓の表記が異なっていた。
乗降扉はプラグドアで開くと下部の外部ステップが出てくる。
床面が低いタルゴ車両であるがホームが低いので高低差が大きい。


ビジネスクラスは2+1配列。


2人掛けの間隔が広く肘掛けが2つある。


座席の方向転換は出来ず、客室の中程に向かい合わせ席があり、それぞれ後ろに同じ方向の座席が並ぶ格好となっている。


8号車の1席側には座席の無い車椅子スペースが用意されている。


向かい合わせ席の間には大きな固定テーブルがある。


1人掛け側もテーブルがあり、どちら側のテーブルも中央付近の柱と片壁で支えられている。


座席は少な目であるが座面スライド式でリクライニング可能で、肘掛下にリクライニングのノブとイヤホンジャック付きオーディオスイッチパネルがある。
座席と窓のピッチが合ってなく場所による当たり外れの差が大きく、この車両で車窓を楽しめるのは客室端と3列目だった。


向かい合わせではない前席背面には折り畳みテーブルの他、T字形のフットレスト、樹脂製のマガジンラック、屑物入れがある。


自席の下にPC電源用コンセントがある。


荷棚は透明な材質に模様が印刷されたもので、付け根部の下に読書灯とそのスイッチ、座席番号表示がある。


上げた状態の折り畳みテーブル背面にQRコード付きのシールが貼られていたので試してみた。


インターネット接続は出来なかったが車内コンテンツが視聴できる様になっていた。


仕切部と中央の通路上にカラーモニターがあり番組が放映されていた。


仕切扉脇の表示器は下段がスクロールで速度も表示され、ずっと見ていたわけではないが、200km/hを越える表示は見られなかった。


車軸上となる連接部の通路、足元が狭く上部の角Rが大きく距離が長め。


客室の両側には仕切扉があるが、デッキと連接部の間には扉が無い。


隣のVIPクラスも2+1配列であるが、革張りシートで広告が無く落ち着いた雰囲気になっている。
方向固定で向かい合わせで2ボックス分あり、窓が3つ分の長さなので動力車寄りの方は1つの窓を挟み、連節側は座席間に柱がある位置関係になっていてチグハグ感は少ない。


エコノミークラスは2+2配列、2席並び間の肘掛けは1つだけで、その下に電源コンセントが2つ縦並びになっている。


こちらも客室中程に固定テーブル付向かい合わせ席がある集団見合い式配置。
横方向の間隔は詰められているがビジネスクラスも同じ様な座席でシートピッチはビジネスクラスと変わらない様なので、2人単位で利用するならエコノミークラスもビジネスクラスもあまり差が無い様に思える。


化粧室はデッキ側に入口があり、デッキが無い両端のVIP車両や食堂車を除き各車1ヶ所づつある。


トイレと洗面台が横並びに配置されている。


洗面台は奥まっていて上にハンドドライヤーが内蔵されている。


8号車はバリアフリー対応で化粧室の扉は通路に面していて押しボタン式の引き戸となっている。


ビジネスクラスの8号車とエコノミークラスの7号車にビストロ車両があり、デッキ側に厨房があり片通路となっている。


ビストロ車両のデッキには業務用の大きな荷物が置かれていた。


厨房に続いてカウンターがある。ショーケースもあるが空で、その先のカウンター上に商品が並べられていた。並べられたり表示は無かったが、カウンタの中で皿の上に載せられた食べ物があったので聞くと100,000S'om(約1,200円)との事だったので頼み、Visaカード不可で現金で支払い、後で座席に持って来てくれるとのことだった。


その先はスタンドバー的なスペースであるが、車内サービス用カートを並べて置かれていた。


食事を待っている間に車内販売が来てクレープ状の物があったのが2つとエスプレッソで125,000S'omと言われ、高すぎると思い返した。


その後食事を持って来てくれた。


パンに鶏肉、チーズ、ナッツからフルーツまで種類豊富な朝食セットと、ワッフルの様に模様が付いたハンバーガーをあわせて100,000S'om。


食べ終わって間もなく、車内サービスで何か入っている紙袋と飲み物が配られた。


紙袋の中身は菓子パンとチョコパイ、インスタントコーヒーだった。


車窓は単調な平原が多いが山の眺めもあった。


放牧であろうか動物の姿も見られた。


サマルカンド到着の少し前で川を渡る。隣のレンガ造りの橋脚は旧線なのか、増線工事なのか気になった。


サマルカンドには定刻より2分程の遅れで到着、8分ほど停車して終点カルシへ向かって発車して行った。
この列車の愛称 アフラシャブ はサマルカンドにあった古代都市の名前に由来している。


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