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2023-4 中欧


GySEV/ROeEE -Ventus
Desiro ML
Regional Express


REX6 7620列車 Bratislava・Petrzalka-Deutschkreuz行
Wien Meidling10:31発-Sopron11:37着

REX6 7657列車 Deutschkreuz発- Wien Hbf行
Sopron17:23発-Wien Meidling18:29着


ウイーン空港から乗り継いでハンガリーのFertőbozまでの切符を買う事ができた。
料金は2人で48.4EUR(約6,800円)。



2016年から導入されたシーメンスDesiro MainLineシリーズの4744/4746形でVentusという愛称が付いている。


1ユニット3両編成、オーストリアOBBのCity Jetと同形で型番も同じ、OBBの車両でCity Jetと書かれているのと同じ場所にVentusと書かれている。



車両はハンガリーの地域鉄道GySEV(Györ-Sopron-Ebenfurthi Vasút)所有であるが、往路に乗った列車はスロバキアからオーストリア、ハンガリーを経てオーストリアの街まで、復路はオーストリアからハンガリーを経てオーストリアのウィーンまで走り、国際的な総合乗り入れの様である。



乗車したWien Meidling駅、向かい側のホームに停まっているのはチェコの格安鉄道会社RegioJetのプラハ行き列車だった。



音楽家ハイドンの肖像画がラッピングされた車両もあった。



車内もオーストリアOBB4746形と同じ構成で配色違い。
低床部の客室は2+2配列方向は固定。



中程にある向かい合わせ席の後に前へ倣えの配置、デッキ際は壁際の折畳み椅子になっていて境目には折り畳み椅子にデザインを合わせた枕木方向の2人掛け席があり、前の折畳み椅子を出すとL字ソファー状になる。



折畳み椅子部は窓上に荷棚が無く、座席前の頭上にパイプが通っていて吊り手が下がっている。


デッキと客室の間にはガラス製の簡易仕切があり、屑物入れや案内用ディスプレーが配置されている。普通列車でも当然の様にWifi完備。



デッキを挟んで片側は台車上となるので床が高くステップが2段ある。



高床部は通路と客席の間にも段差がある。



高床部の向かい合わせ席にも折り畳み拡張式の大テーブルがあり、窓の下縁よりテーブル面が高くなっている。



テーブルを拡げたところ、テーブルは支柱が無い片持ち式で、付け根部が屑物入れになっている。



道民が見ても北海道的な眺めであるが、窓が綺麗なのはJR北海道とは大違い。



荷棚の付け根部には読書灯とPC電源用コンセントが備えられている。



片方向の席は前席背面に折り畳みテーブル、マガジンラック、跳ね上げ式フットレストがある。



連結部は幅広く抜かれているが、座席がはみ出た感じになっている。



化粧室は片側の先頭車に2カ所集中して配置され一般型とバリアフリー対応型となっている。



化粧室の向かい側は折畳み椅子がズラリと並ぶ。



バリアフリー対応化粧室は扉に車椅子のイラストが大きく描かれていた。



バリアフリー対応化粧室内は設備が片面に長く配置されオムツ交換台もある。



鏡が並んでいるが、1枚は近くで低い位置からでも見られる様になっている。扉のロックはノブ式で開けるのは押しボタンになっている。



化粧室がある先頭車のデッキにはホームとの段差用のリフトが用意されている。



運転室後ろの客室はステップが3段で通路と客席部の段差は無かった。
他の高床部は連結部の為に通路を下げていると考えられる。



同型のOBB City Jetとすれ違った。



この日は変わりやすい天気で帰り道、ウィーンに着く頃には虹が出ていた。




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