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2023-3 阿里山

 EMU3000 自強號
Tze-Chiang Limited Express

自強378 台東発−台中行き
嘉義19:07発−彰化20:01着


今回は阿里山での予定を決められなかったので、前日の夜になって空席を見たら「騰雲座」に空きがあったのでそのまま予約、アプリをインストールすればオンラインチケット化する事もできるが、二次元コード提示でチケットを受け取る方法を選んだ。



臺鉄嘉義駅の窓口で受取ったチケット、カードサイズで縦方向の切符で「商務 自強(3000)、騰雲座艙」という表示が目新しい。
運賃は一人NT$438(約1,900円)、ちなみに一般席はNT$184で2倍以上となる。
彰化で乗換え時間が短く遅れたりすると改札まで往復する時間がネックになると困るので、切符受取にあわせて次に乗る区間車の切符も買っておいた。


まだ昔の雰囲気が残る駅に、真っ白な新型電車特急が入って来た。


2021年末に営業運転を開始したEMU3000型、1年以上は経っているが日本から行き出来い状況が長いので真新しく感じる。


日立製6M6Tの12両編成、プユマ号と同様に平面な側面で、各車前後2カ所に乗降扉がある。


台湾一周の電化完了とPP編成置き換えで大量増備が決まりこれからの主役となる。


翌日乗車しDR2800とのツーショット、こちらは約1か月後に引退となった。


6号車はグリーン車に当たる騰雲座艙で、扉脇にその表記がある。


仕切扉は下部を除きほぼ全面ガラス張り、
デッキの仕切にもロゴがあり、その下に車内の見取り図が描かれている。


騰雲座は1+2配列の回転リクライニングシート。


2席並びの席は間にある肘掛の幅が広く、その下もモケット張となっていて間隔が開いている。


初期状態は直角に近い背もたれで、フッドレストやアームレストが無いシンプルな座席だがゆったりとして落ち着いた雰囲気だった。


前席の背面にアーム式の折り畳みテーブルがあり、その下のマガジンラックにはサービスメニューと車内誌が差されていた。


テーブルの裏面には編成全体の設備案内が描かれている。


騰雲座は飲食品のサービスがあり、弁当とアイスクリームは予約制で切符予約時に選択する画面もあったが前日17時までという事で予約できなかったので、パイナップルケーキを選んだ。
飲物はコーヒー、炭酸水、ミネラルウォーターから選択できる。


両端の座席は、最前列になった時の為に肘掛部に小さなテーブルが畳まれている。


座席下にコンセントとUSB電源があり、1人1カ所づつ用意されている。


遮光はブラインド式、座席番号は数字のみで4で割り切れる数字が1人席側、4で割って1余る数字の席は2席並びの窓側となっていた。


脇に緊急脱出用ハンマーが設置されている窓があり、その窓には打つ場所を示すシールが貼られていた。


化粧室は通路を挟み一般用と男性用が配置され、扉の上に発光表示がある。


デッキはノーステップ、乗客が使う事がない車掌室の扉は壁と同じ白色になっている。


一般席は2+2配列。両端の座席は肘掛部に折り畳みテーブルが備わっている。


連結部はアルミフレーム付きの幌で、渡り板は大きめな長方形で角部に蝶番が付いていた。


7号車と3号車にはバリアフリー対応の化粧室がある。


バリアフリー対応化粧室がある側の仕切扉は幅が広く両開き。
客室側には授乳室があった。



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