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2017-8 スリランカ

EXPRESS S12型DMU

コロンボ発−バドゥーラ行きEXPRESS1015列車
Colombo Fort8:30発-Kadugannawa10:37(10:50)着

コロンボ発−キャンディ行きEXPRESS1019列車
Perdeniya13:40発-Kandy14:00(13:45)着



切符は硬券で日本とだいたい同じくらいのサイズ、
コロンボからカダガナワまで105.5kmの道のり2等自由席で170LKR(約120円。


指定席もあるが発売日中の列車は全て”Full”
旅行会社やダフ屋が買い占め高額で転売するのであろう。


ペラデニヤからキャンディまで5.8kmの道のり3等自由席で10LKR(約7円)。


S12型、2012年に登場した中国製の動力集中方式DMU。
急カーブのある山岳路線用で車体が短く、動力車には客室は無い。


キャンディ駅に到着した1019列車の後ろ。
隣に停まっていたのは日本製のM5型電気式ディーゼル機関車だった。


キャンディで朝に見たバドゥーラ行1005列車。
両端動力車の客車8両編成。


1等は指定席のみで動力車のすぐ後ろ、
冷房車の様で窓が小さく全て閉まっていた。


2両目の客車は2等指定席、閉まっている扉の脇にある注意書きが
座席指定を示しているのだろう。


3両目と4両目は2等自由席、
乗降扉は中央辺りと片端の計2カ所にあり、
大抵の扉は開いていて、乗り出している乗客がいた。


5両目から3等車で、この車両だけは乗降扉が両端にあり、
こちら側だと判り難かったがビュッフェ付の客車だった。


後ろの動力車前の3等車も指定席で扉が閉まっていた。


夕方にコロンボを到着したキャンディ発1010列車は
両端動力車の客車9両編成で1等車は無く
真ん中にビュフェ付き客車という編成だった。


コロンボ駅では中央寄りに2扉がある客車を連結した
S12の編成を見掛けた。


反対側は制御客車で
動力車1両+客車7両という編成だった。


車窓から見掛けたのはS12塗装の動力車と制御客車が
S10塗装をした3扉客車を4両挟んだ編成。


入線したのは定刻出発時刻の3分くらい前だった。


乗るのが遅れ、座席が無くなったと思ったら、通路際の人が席を立ち座れと言ってくれた。
列車が出発する前、その人の知り合いらしい人が車内に来て話しかけられ、
何か資料を見せられ寄附をくれと言われ500LKR払わされ、
どうやら小遣い稼ぎだった様だ。
長時間立ちぱなしのところ350円程で座れたので助かったが2等運賃の3倍にもなる額になる。
それとは別に窓際の人が足が悪いからと席を代わってくれ窓側に座ることができた。


2等車は方向固定の固定クロスシート2+2配列で蝶番式のテーブル付き。
通路に吊り革が付いていて、出発から1時間半経ってもこんな状況だった。


乗車した1015列車は両端動力車で4両目の客車がビュフェ付き、
3等4両、2等3両、1等1両の客車8両編成だった。


最後の短区間だけ載った1019列車も混雑していて、
終点キャンディに着くと折り返し列車の乗客がどっと乗り込んできた。
3等車はボックス配置のクロスシートだった。



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