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2016-8 タイ夜行列車の旅

 KTX山川(Dalian)

KTX708列車 麗水WXPO発-仁川空港行
龍山13:40発−仁川空港14:32着


チケットは感熱紙、龍山-仁川空港間の料金は1等にあたる特室でKRW17,900(約1,640円)。


車両はKTX_山川という呼ばれ当初Dalianという愛称が付けられていた13000系。
青色系の11000系とは塗装だけでなくライト脇のグリル形状も違う。


両端は客室が無い動力車になっている。


客車8両の両端を動力車で挟んだ編成。


乗車する編成も木浦始発のKTX512列車と併結された編成だった。


TGVや初代KTXと同じく客車は連接構造となっている。


連接部、車体間にもダンパーが付いている。


動力車と連結される両端の客車は片方だけ独立した台車になっている。


乗降扉はプラグドアタイプで、扉が開くと外部ステップが張り出す様になっている。


ホームが低く、車内側にも1段のステップがある。


特室は1+2配列の回転リクライニングシート。


先代のKTX-山川の特室よりもカジュアルな雰囲気になった。


後方から見た車内、座席は全席回転リクライニングシートで方向を変える事ができる。


ほとんどの乗客が龍山で降りた様であるが、韓国では座席を目一杯倒し、そのまま放置する人が多い。


奥の窓側が背もたれを起こしテーブルを出した状態で
手前が一杯まで倒した状態。
座面スライド式でなく、折畳みテーブルがアーム式になったので足元が広くなった。


座席下にPC電源用コンセントが用意されている。
T字状のアームレストは両側が回転できる様になった。


背もたれの折り畳みテーブル部は奥まっていて、下に網式のマガジンラックがある。


肘掛けは樹脂製で上面がモケット張になっていて、
片側には電動リクライニングのスイッチがある。


反対側のの肘掛にはオーディオのコントロールパネルとイヤホンジャックがある。


荷棚下に読書灯とスイッチ、窓脇には格納式のフックがある。


仕切扉上と客室中程の通路上には液晶モニターがあり、案内表示と番組放映が行われる。


先代KTX-山川と同様、仕切前にテーブルやフットレストの為の衝立や最前列席用のモニターがあるのは同様だが、テーブルは小型でスライド格納式で、フットレストも折り畳み式になっていた。


特室デッキには各種新聞が用意されている。


デッキに折畳み椅子がある。


携帯電話の充電器も用意されていた。


連結部の通路脇に自動販売機が設置されているところもあり、飲物の他スナック菓子類も販売されていた。


通路を挟んで2カ所ある化粧室は男/女のイラストシールが貼られ分けられていた。


トイレは様式で手洗い台も個室内にある。


一般室は2+2配列。


こちらは青系のモケットで特室よりも落ち着いた雰囲気。


液晶モニタは仕切扉上のみになっている。


特室同様にリクライニングは座面スライド式ではなく、アーム式の折り畳みテーブルになって足元が広くなった。


最前列は折り畳みテーブルやフットレストが内蔵された衝立が仕切とは別に設置されている。


在来線も走るので珍しくないのかも知れないが新村駅の先で踏切を通った。


新村を経て、デジタルメディアシティから空港鉄道に入ったがA'REXとは別のホームを通っていた。


仁川空港がある島に渡る鉄橋は道路と並行していて、上にも道路がある。


到着時、液晶モニターには案内用の字幕が表示され、日本語もあった。


仁川空港のKTXホームはホームドアが無く、向こう側の空港鉄道A'REXの車両がよく見える。


KTXの仁川空港乗り入れは乗客が少ない為2018年に廃止された様である。




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