鉄道世界旅行 Domestic

小坂鉄道レールパーク
Blue trainn
あけぼの

 ホーム発−展示場行き


17:00〜チェックイン
     〜9:00チェックアウト

車両展示場発16:30頃発-ホーム行き
小坂駅ホーム9:00頃発-車両展示場行き

1994年に旅客列車が廃止され2009年に貨物列車も廃止となり廃線となった
旧小坂鉄道の小坂駅構内を利用し2014年に正式オープンとなった小坂鉄道レールパーク
2014年3月に定期列車が廃止され、臨時列車も2015年1月が最後に運行を終了した
寝台特急あけぼの の24系客車を受け入れ、2015年秋から
宿泊施設としての営業が始まった。
2016年8月撮影


この時は盛岡発青森行きの高速バスあすなろ号で向かった。
SL銀河号を撮影した後盛岡に向かっても間に合う
便利な時間の便がある。
しかし高速バスが停まる小坂高校前は街外れにあり、
下り坂で徒歩20分もかからなかったが、
歩道が無く真っ暗な道だったので
気が抜けず疲れた。2016年8月撮影


大館や十和田南駅から出ている路線バスの小坂小学校前
バス停のすぐ先にある踏切を渡ると
ブルートレインが見えた。2016年8月撮影


レールパークのエントランスとなっている駅舎は閉まって暗かったが、
駅舎脇に宿泊受付所がった。2016年8月撮影


宿泊受付でチェックイン手続きを行うと
領収書とともに寝台番号が手書きされた硬券が渡される。
B個室寝台の宿泊料金は3,240円で、
朝定食の弁当を付けて4,120円になった。
2016年8月撮影


24系客車4両編成が夜はホームに横付けされている。
2016年8月撮影


方向幕はもちろん「あけぼの」でこの日は上野行きだった。
2016年8月撮影


2号車B寝台個室ソロは中央に通路がある。
2016年8月撮影


通路に面した扉は異様に低く、
機内食のカートを収納する場所が連想される。
2016年8月撮影


所々に幅が拡がった場所があり、
ステップで上がった所に細長い扉がある。
2016年8月撮影


通路の拡がりは左右同じ場所にあり対称になっている。
2016年8月撮影


ステップで上がる小路は前後の部屋共用になっていて、
向かい合って扉がある。2016年8月撮影


扉は複数のノブがあり旅客機の機内を思わせる。
2016年8月撮影


扉を開けると個室内にも階段があった。
2016年8月撮影


ステップを2段上がるが、その床も広くない。
2016年8月撮影


奥は全幅に渡ってシートになっている。2016年8月撮影


奥側から見た個室内。2016年8月撮影


入口側は通路確保の為にベットが畳まれている。
2016年8月撮影


車内には寝台のセット方法を説明する下敷きが備えられていた。
2016年8月撮影


裏面は車両と編成全体の配置図。
B寝台は偶数の部屋番号が上段の部屋で、
4で割り切れる番号がホーム側となっている。
2016年8月撮影


部屋の扉は折戸になっていて、
開く側はノブや錠の他に数多くの蓋があり、
根元側の扉にはドアスコープが付いている。
2016年8月撮影


上下に非常解錠用のツマミがある。2016年8月撮影


扉脇の壁にある通風口は
暖房の温風出口の様で高温注意のシールが貼られていた。
2016年8月撮影


車内放送用のスピーカーと換気扇だったろうか?。
2016年8月撮影


灰皿、「寝台使用中は禁煙」というステッカーも残っているが、
車両の状態を保つために寝台個室内ではタバコはもちろん
飲食も禁止されている。2016年8月撮影


奥のシート部手前にはゴミ箱と折畳みテーブルがある。
2016年8月撮影


テーブルは上げるとロックされ、
下げる時は奥の棒を押してロックを解除する。
2016年8月撮影


バスで見掛けそうな形のエアコン通風口。
2016年8月撮影


スイッチパネル類は窓脇にある。
「オーディオは使用できません・・・」とシールが貼られていた。
2016年8月撮影


夕食もまだなので一息ついて外出。
信号類の明かりもついて、生きた鉄道の雰囲気がある。
2016年8月撮影


レールパークを出たところから真っ直ぐ進む道は
歴史的な建物を集めた「明治百年通り」として整備され歩きやすい。
2016年8月撮影


夜はほとんど営業はしていないが、建物はライトアップされている。
2016年8月撮影


宿泊受付受付で貰った周辺の食事処が載った地図を
頼りに入った食堂でてんぷら定食を頼んだ。
2016年8月撮影


カウンターの上にあった生ハムの原木は
地元の白神生ハムとの事。
メニューに書かれてなかったが注文する事が出来、
国産では滅多に巡り会えない本物の美味しさだった。
2016年8月撮影


トイレやシャワーなどは駅舎奥の休憩室の設備を利用する。
B個室は狭いのでスーツケースなど大きい荷物が置け、
チェーンロックでも掛けられる場所があればと思う。
2016年8月撮影


シャワー室は男女別で各3室ある。2016年8月撮影


寝台車にあったシャワー室の様に、手前に個別の脱衣スペースがあり
その奥にシャワールームがある。
2016年8月撮影


個室内では飲食が禁止されている代わりに
開放B寝台のオハネフ24が休憩スペースとして
宿泊者に開放されている。
2016年8月撮影


夜行列車の雰囲気で飲食や談笑が楽しめる。
2016年8月撮影


たまにB寝台に泊まるという企画があっても良いと思う。
2016年8月撮影


列車の洗面台や化粧室は使えない。2016年8月撮影


同様に使う事は出来ないが冷水器も残っている。
2016年8月撮影


消灯時間22:00で休憩スペースのB寝台は閉鎖される。
外から見る明かりのパターンも時間帯で異なるので
何度も撮影したくなる。2016年8月撮影


通路は真っ暗になったが、車掌室は灯りが点いていた。
2016年8月撮影


部屋に戻り、寝る前に寝台のセットを行う。
2016年8月撮影



まずは入口側で折り畳まれている板を反転させる。2016年8月撮影


そうすると転落防止用のベルトが張る様になる。
2016年8月撮影


上のマットレスもパタンと拡げると高さが揃う。
窓のブラインドも下げてみた。
2016年8月撮影


その後シーツを張って完了。2016年8月撮影


座席背もたれ用のクッションは脇に置き
奥の方に枕を置いて頭にする。
2016年8月撮影


超広角レンズで撮影しているので伝わり難いけれど、
非常に狭い空間で、おそらく世界一狭い個室寝台であろう。
しかし博物館の様に外から見せるだけではやはり伝えにくいもので、
この様に現役そのままの状態で保存され
宿泊して実体験できるというのは素晴らしい。
2016年8月撮影


ベットに寝た状態からの眺め。
寝台列車では駅や踏切で眩しい事もあったが、
上の部屋ならホームからも見られないのでブラインドを開けて寝ていた。
2016年8月撮影


真上を見ると天井が面白い。2016年8月撮影


空が明るくなってゆくのが横になった状態で見える。
2016年8月撮影


ベットは充分な広さがあるので寝る分には快適。
2016年8月撮影


明るくなってから外の眺めが気になった。
2016年8月撮影


あけぼの用のB個室ソロ。2016年8月撮影


上下同じ位置に大きな窓が並んでいる。
2016年8月撮影


一番奥は電源車のカニ24。2016年8月撮影


発電用のディーゼルエンジンも生きているが、
宿泊時間中は外部電源を取り入れている。
2016年8月撮影


朝も早くから起きて何度も撮影。2016年8月撮影


陽の具合で雰囲気が変わる。2016年8月撮影


開放B寝台オハネフ24 12
北斗星用客車の様に金帯で乗降扉が引き戸になっている。
2016年8月撮影


宿泊したB個室のオハネ24 555は反対側もほぼ同じ窓配置。
2016年8月撮影


少し遠いがA個室のスロネ24 551の個室側。
2016年8月撮影


朝の散歩へ。2016年8月撮影


踏切から見る24系客車は朝夕限定。
2016年8月撮影


花壇も整備され朝から水やりにまわられていた。
2016年8月撮影


朝6時過ぎに共用スペースの1号車が
再び開放される。2016年8月撮影


開放型B寝台、車両が造られた時は3段寝台だったが、
2段に改造され寝台の昇降装置も撤去し上段は固定になっている。
2016年8月撮影


オハネフ24は一番車掌室寄りに
向かい合わせになっていない寝台がある。
2016年8月撮影


宿泊施設としての時間帯、
各客車と駅舎の休憩スペース内ではwifiが利用できる。
2016年8月撮影


奥の方から通路側を見ると駅名標がちょうど見える。
2016年8月撮影


窓も半分程の大きさで縦長。
他の場所と違って向かいの寝台を
気にせずにブラインドを上げられる良さがあった。
2016年8月撮影


両側に開いた物が梯子だと思っていたが、
ここには片側しか無い。2016年8月撮影


折り畳み側はフックで支えられる。
2016年8月撮影


テーブルの下はセンヌキになっている。
昔の普通列車のテーブルには大抵付いていて、
ジュースを開けた様な気もするが、
今度は瓶ビールを開けてみたい。
2016年8月撮影


上段も向かいが無いのでちょっと個室気分。
2016年8月撮影


蛍光灯が壁に埋められた照明。
2016年8月撮影


普通の向かい合わせになった寝台、
片側づつしか足が入らないので
梯子は両側あった方が登りやすい。
2016年8月撮影


片側の天井が低い上段寝台。2016年8月撮影


荷棚の上方にあるダクトの張り出しは記憶になかった。
2016年8月撮影


通路上の荷棚側から見た寝台。2016年8月撮影


寝台灯は北斗星などと同じ新しいタイプになっている。
2016年8月撮影


下段寝台は寝台灯が縦に配置されている。
2016年8月撮影


安全サクを引き出す事もできる。2016年8月撮影


寝台の下には荷物を上げ下げする為の踏み台が用意されていて
それも残されていた。2016年8月撮影


通路側の壁に埋め込まれた補助椅子。
寝台側と両進行方向の3方向を向いて座る事ができる。
2016年8月撮影


B寝台のオールキャスト。2016年8月撮影


朝食は事前予約制で宿泊と同時に申し込む事もできる。
この時は鶏めし弁当か朝定食か選ぶ事が出来た。
2016年8月撮影


このあと昼に大館へ行くので今回は朝定食(880円)にした。
受取は駅舎の休憩所で、
車両の状態を保つ目的で寝台個室内は飲食禁止なので
フリースペースの開放B寝台でいただく。
2016年8月撮影


朝8時過ぎに機関庫のシャッターが開いて、
そのあと動く機関車を個室の窓から見る事が出来た。
2016年8月撮影


続いてモータカーが牽くトロッコ編成も出てきた。
2016年8月撮影


モーターカー編成はスイッチバックして
スハネ24の後ろに回った。2016年8月撮影


DD13の方はそのまま真っ直ぐ進んで、折り返して電源車の前に来た。
ブルートレインあけぼのの24系客車編成は
チェックアウト時間後の9時頃とチェックイン始まる直前の16:30頃に
DD13の牽引で実際に走行し、ホームと展示スペースの間を往復する。
これに乗車体験できるのも宿泊の大きな特典である。
2016年8月撮影


駐車場からも撮影、連結されるとすぐに出発するので、
先に個室から出てチェックアウトしなければならい。
2016年8月撮影


走っているのが判る様にスローシャッターで車窓を撮る。
2016年8月撮影


タンクの手前で停車し折り返しとなる。
2016年8月撮影


戻りは流れる車窓を入れ通路側を撮影。
2016年8月撮影


移動が完了すると機関車は切り離されて戻って来た。
2016年8月撮影


あけぼのの後ろに控えていたトロッコ編成が出てきて
DD13とモーターカーのすれ違う。
2016年8月撮影


9時になると小坂レールパークのエントランスとなる駅舎がオープン。
ブルートレインあけぼのの宿泊者は
チェックイン・チェックアウトの両日とも入園できる。
2016年8月撮影


奥の方では軌道自転車レールバイクの準備が始まっていた。
2016年8月撮影


風防付きで、トレーラーも牽引できる様になっている。
2016年8月撮影


レールバイクが走る線路には
方向転換や転線する器具が備わっている。
2016年8月撮影


この日は体験運転もある日で客車入換以外にも
DD13が動く様子が見られた。
座学講習付きで初回3万円で2往復の体験運転ができる。
2016年8月撮影


昔、小坂鉄道に乗車した時、
すれ違った貨物列車を牽引していたのがこのDD13 3だった。
1994年3月撮影


庫内にもう3両のDD13がある。
入口側が小坂鉄道DD13のトップナンバーDD13 1。
2016年8月撮影


その奥にDD13 2がある。
同和鉱業の発注で昭和32年に造られた生え抜きである。
2016年8月撮影


運転台に上がる事も出来る。
小坂のDD13は前後に運転台があるのが特徴で、
標準的なDD13は入換作業重視で
横向きで1カ所のみの運転台になっている。
2016年8月撮影


もう1台のDD13は岡山県にあった同和鉱業片上線から
転入したDD13 556。2016年8月撮影


前後に運転台がこちらも前後に運転台があるが、
重連総括制御に対応していない。
2016年8月撮影


機関庫の脇にDD13用のエンジンと変速機が並べられていた。
2016年8月撮影


緑色の小坂カラーになったキ100形のキ115ラッセル車
動ける状態で冬にはウイング開閉などが出来る
除雪体験という企画が催される。
2016年8月撮影


昔、小坂鉄道に乗った時、
終点、小坂駅のホームから撮影した1枚にキ115が写っていた。
1994年3月撮影


保線員を運んだR105形モーターカーも動態保存されている様だ。
2016年8月撮影


パナソニックの企画で作られたエボルタ電池鉄道の車両も入っていた。
単1型アルカリ乾電池99本で小学生を乗せ8.5km走ったという。
2016年8月撮影


奥の方にモータカーと無蓋貨車トラ、トキが見える。
2016年8月撮影


小坂レールパークで唯一の蒸気機関車11号。
2016年8月撮影


軌間762mmのC型タンク機で1926年(大正15年)に造られてから
小坂線が1962年に改軌されるまで活躍した。
2016年8月撮影


貴賓客車 ハ1
1916年に2・3等客車として作られた車両で、
11号蒸気機関車より古い。
2016年8月撮影


ブルートレイン編成の展示場はハ1の後ろになる。
2016年8月撮影


扉部分より先はホームが無い。2016年8月撮影


あけぼのの24系が夜間停まっていたホームはモーターカーが牽引する
観光トロッコの乗り場となる。2016年8月撮影


牽引するのは1981年富士重工製のTMC200形。
2016年8月撮影


前面窓は旋回窓になっている。2016年8月撮影


トロッコ客車は保線用トレーラーの足回りを利用して作られたと思われる。
2016年8月撮影


車体中央の両側面に入口がある。2016年8月撮影


車内はセミクロスシート配置。2016年8月撮影


キハ2100形の座席だろうか?。2016年8月撮影


現役時代のキハ2100形車内。
1994年3月撮影


私がこのトロッコに乗った最大の目的は
カニ24を撮影する為だった。
この日は文字だけのテールーマークだったが、
あけぼのは最後まで定期列車で20系が使われていた
寝台特急だったので、文字だけの幕があった事に驚いた。
2016年8月撮影


車掌室の有蓋貨車ワフ28000形も見られる。
2016年8月撮影


ワフ28000形は3両つないだ状態で留置されていた。
2016年8月撮影


バラスト用のホキにもKOSAKAのロゴが入っていた。
2016年8月撮影


奥の方にキハ2100形が留置されていた。
塗装の剥がれが酷く割れている窓ガラスもあり、
辛うじて2106と番号が読める状態であった。
小坂鉄道のオリジナル気動車であり、是非とも将来
復活を遂げて欲しい。
2016年8月撮影


現役時代、小坂駅で撮影したキハ2100形キハ2107。
この線路に停まった24系に宿泊するなんて
夢にも思わなかった。
1994年3月撮影


タイタンパを装備した保線車両。
2016年8月撮影


あけぼのの入換より奥に進む。
2016年8月撮影


単線になり緑に挟まれたところで折り返す。
2016年8月撮影


折り返して推進運転で戻ってゆく。
ラストチャンスとなるが、前進方向になるので
こちらの方が写真は撮りやすい。
2016年8月撮影


ブルートレインあけぼのをはじめ、
小坂町内の指定宿泊私鉄に泊まると、
主要な観光施設の入館半額券が戴ける。
2016年8月撮影


芝居小屋・後楽館。
明治時代にこの様な施設があったとは
小坂の繁栄ぶりに驚かされる。
2016年8月撮影


半額の300円で施設見学。
芝居の公演前で桟敷席は賑わっていた。
2016年8月撮影


2階の一番奥が大向う。2016年8月撮影


役者をせり上げるエレベータ、切穴(すっぽん)。
2016年8月撮影


木組みになった回り舞台の下も見学。2016年8月撮影


90度毎に下がっている棒を4人で押して動かすという。
2016年8月撮影


明治泊年通りの裏に線路が残されていて、
24系客車はシーズンオフにここを通ってトンネルに入り
冬季間保管されるとの事。
2016年8月撮影


展示場に停まっている間は駐車場からカニ24が見える。
2016年8月撮影


柵越しになるが車が停まっていないと編成をスッキリと撮れる。
2016年8月撮影


カニ24 511、元100番台で後面に貫通扉が付いている。
2016年8月撮影


1人用A寝台シングルDX スロネ24 551、
元はプルマン式の開放A寝台オロネ24で
通路側は窓の間隔に名残がある。
2016年8月撮影


1人用B寝台ソロ オハネ24 511、
元は3段寝台で作られたB寝台車 オハネ24。
2016年8月撮影


踏切で朝夕とは違う情景を眺めながら
帰りのバスを待った。
2016年8月撮影



写真の無断転載を禁止します。