乗車区間はスイス トラベルパスが有効で、追加料金なしで利用できる。
SWISS TRAVEL PASS 1等1人 8日用65,500円。
TÄSCHHORNというプレートを付けたHGe4/4-II型電気機関車牽引で
1等3両、2等4両の客車7両編成。
電気機関車は最後尾で、その前は片側が
車椅子対応の引き戸になっている2等客車、BD2296。
後ろから2両目のグレーシャーエクスプレスにも使われる
パノラマ客車で2等車のBp型。
プラグドアで下回りもマウントされている。
その前もグレーシャーエクスプレスに使われる
パノラマ客車で1等車のApi型。
後ろから4両目の客車は標準的な1等客車、A2074。
その前も同タイプの1等客車、A2076。
後ろから6両目の客車は標準的な2等客車、B2286。
乗降扉は外側に開く両開き。
先頭となるのは運転台付きの型制御客車、Bt2252。
こちらは本来のグレーシャーエクスプレス。
私がツェルマットに到着した時、入れ違いう様に出発していった。
GLACIER EXPRESSと大きく文字が書かれている客車は
グレーシャーエクスプレスだけに連結されるカフェ車両。
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食事は客車の座席に提供される様で、
半分以上が厨房スペースになっていてカフェスペースは窓2つ分だけ。
グレーシャーエクスプレスは全車パノラマ車両で2等3両+カフェ車両+1等2両の編成だった。
1等は1+2配列向かい合わせで、落ち着いた雰囲気の車内。
2等のパノラマ客車、窓が大きく座席の背もたれも低めで見通しが効く。
背中合わせの背もたれ間に隙間があり、網が貼られていて
小さめな荷物が載せられる様になっていて、
車端にはハンガー付きの荷物置き場がある。
1等はパノラマ客車1+2配列で、仕切扉も片方に寄っている。
窓上に荷棚が無く背中合わせの座席間が荷物スペースになる。
窓枠も小さいので視界が広い。
そして、大きな窓の隅々まで綺麗。
日本より相当水のミネラル分が高い地域であるが、
水垢が全く付いていない。
山が迫っても天窓から空が見えると景色が違う。
グレーシャーエクスプレスでは座席指定になるので
窓枠に座席番号のプレートが付いている。
眼下に迫る深い谷。
急こう配の区間はラックレールが敷かれている。
隣合った座席に少し空間が開けられている。
座席脇にあるオーデイオのスイッチパネルとイヤホンジャック、
音が聞こえるか試してないが、チャンネルは表示されていた。
通路際の足元が広くなる様に座席のステーは中央部にある。
座席の背面は木版製。
背中合わせ部の下の空間に大きき目の荷物が置ける様になっていて、
更に上にはハンモック上に網が掛けられ小さ目な荷物を置くことができる。
窓際のテーブルにはゴルナグラートからデイセンテス/ミュンスターまで
長い区間の周辺地図が描かれていた。
客室側仕切扉の隣にはリクエストストップと、
グレーシャーエクスプレス用の車内サービスを呼ぶボタンが付いていた。
1等客車の化粧室は円筒状の壁。
バリアフリー対応の化粧室。
縦長な鏡が手洗い台の横にある。
この路線は機関車牽引の貨物列車も走っている。
ツェルマット駅でも貨物列車が見られる。
排気ガス処理の機器が設置されているのだろうか?
キャブ上に大きなカバー載っている。
大半はゴミのコンテナで麓まで運ぶ。
スーパーのコンテナも多くみられる。
自動車の乗り入れが制限されているので、
麓から鉄道で運ばれ、電気駆動の小型トラックに積みかえられる。
コンテナではない有蓋貨車もあり、
電気トラックは頭端式ホームまで乗り入れて来る。