展望制御客車の後方にあるデッキ。
客室側に入った所がスロープになっていて床面が上がっている。
化粧室はトイレと手洗い台が対角に配置されている。
狭いが明かり採り窓が大きく明るい。
隣の客車は乗降扉が折戸。
仕切扉よりデッキ側に段差があり床面が高くなっている。
片端にカウンターがあり、パンフレットが置かれグッツが並べられている。
1等客室にあった商品リスト。
アルコール類を含む飲物が充実し、
食べ物はクラブサンド、スイスチーズ盛り合わせなど
おつまみ程度の軽めな物。
こちらは2等車、
2+2配列でテーブルは小さいが、座席はゆったりとしている。
端部はハイデッカーで2+2配列の向かい合わせ配置。
予約されている座席には、枕カバーの上に「RESERVE」と書かれた
赤い布が付けられていた。
乗降扉の脇に円筒状の車椅子対応化粧室がある。
低床部は壁沿いのジャンプシートが主体だが、
2席だけクロスシートも用意されている。
低床部とハイデッカー部分の間に仕切は無く、
上から見ると吹き抜けの様な感じがする。
座席は2両目にくらべとコンパクト、テーブルは同じく小さい。
貫通扉の大めの窓から見えたのは中間に連結された機関車の顔。
機関車の後ろにも客車が3両あり、機関車を挟み対称な編成になっていた。
モントレーを出発すると蛇行しながら高度を上げ、
間もなくレマン湖を見下ろす眺めとなる。
Chamby駅で列車交換。
今日はBlonayからここまで結ぶ保存鉄道に乗る予定をしていたが
運休となっていたので、このゴールデンパス・パノラミックに乗る事になった。
出発後30分程でレマン湖に別れを告げた。
Les Avantsからはケーブルカーが接続している。
BDe4/4 28。途中の所々で、
旧型の車両が駅近くの引き込み線に留置されているのを見掛けた。
Be4/4 1001。
運転室脇に並ぶ一般1等席からも前面展望が楽しめる。
変化があって飽きない車窓。
当然、どの車両も窓が綺麗で、内装が暗い色なのも
映り込みを低減するために考えられていると思われる。
あいにくの曇り空だったがスイスらしい山も少し見られた。
線路は蛇行し、車窓から先程通って来た線路を2段も見下ろせた。
ツヴァイジンメンではホームを挟んで向う側に
標準軌のBlsと対面で乗り換え出来た。