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2015-5 スイストラベルパスの旅


FART SSIF
チェントヴァリ エクスプレス
パノラマ列車

Centovalli Express
TRENO PANORAMICO VIGEZZO VISION


FART - Ferrovie Autolinee Regionali Ticinesi
SSIF - Societá Subalpina di Imprese Ferroviarie

Diretto 76列車 ロカルノLocarno16:49-ドモドッソーラDomodossola18:36着


この路線の3/2はイタリアになるが、特例があり全区間
スイス トラベルパスが有効で、追加料金なしで利用できる。
SWISS TRAVEL PASS 1等1人 8日用65,500円。


地下にあるチェントヴァリ線のロカルノ駅に
上部が狭まった車両の隣に、
パノラマ列車で特別料金が必要という立て看板が置かれていた。


パノラマ料金は列車出発後に車内を回ってくる車掌に支払い、この券を受け取る。
スイスのロカルノとイタリアのドモドッゾーラを結ぶこの路線は
スイスのFARTとイタリアのSSIFが共同で運行しているが
パノラマ車両はSSIFの車両なのでこの券にはSSIFのみの会社名が記されていた。


4両編成のABe12/16という形式で
後ろになる車両はBe4/4Pb-84。


前になるドモドッゾーラ側の先頭車両はABe4/4Pp-81。
黄帯は無いが半室1等席になっている。


後方確認用のカメラでも入っているのだろうか、エラの様な張り出しがある。


乗降扉は車体中程にあり、
車内側に2段のステップがある。


連結面側の車端も斜めに絞られている。


1等席は1+2配列の向かい合わせ配置。


運転室は進行方向右側にまとめられ、ガラス張りになっている。


運転室の無い左側が1人掛けになっている。
下に荷物が置ける様に座席は片持ちになっている。


仕切扉もガラス面が多い。


その為デッキも明るい。
2段のステップがあるので扉の両側に手摺がある。


2等席は4人ボックスとなる2+2配列。
座席下の他にも荷物置き場が用意されている。


ロカルノ側の運転室後ろの客室は2等席なので2+2配列。


運転室後ろの1組は1人掛け席。
その後ろの2人掛け席の眺めが良さそうだ。


化粧室は中央にあるデッキに斜めで面している。


広々としたバリアフリー対応の化粧室。


扉は手動でカーブしながらスライドさせる。


手洗い台は隅にありコンパクト。


一番前の席からは、運転士と左右対称の眺めとなる。


軌間1000mmのメーターゲージでカーブ、勾配と変化に富んだ路線。


一席後ろの席も側窓が広くて眺めが良い。


同形車両との行き違い。
後ろの席は運転室の様子も見られる。


運転停車で車掌が逆方向の列車に乗り換えた。


その後で車内販売が回って来た。
一部区間だけ搭乗し往復している様である


テーブルはドリンクと小物が置ける様になっている。


遮光はブラインド式で、
窓脇に読書灯の様な感じの室内照明がある。


運転室後ろは、スモーク掛かったガラスで、
距離もあるので前面展望は難しい。


カーブでは側窓から後方の車両を眺められる。


急流な渓谷も見られる。


普通車両の区間列車とのすれ違い。


曲がりくねった線形なので、しばらくすると遠くで並走する様な形で見られた。
2両連接の部分低床車ABe4/6。


3両連接のABe4/8はカラーリングも違う。


短い編成でも1等席が用意されている。


線路端で静態保存されていた Xe2/4。


ドモドッゾーラに到着前に見えた車両基地に
様々な車両が停まっているのが見えた。


ピークシーズンの増結用だろうかトレーラが多い。


トンネルに入ったらドモドッゾーラ駅に到着。
こちらも地下駅となっている。


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