ロストックに着いた日、チケットを販売している窓口は閉まっていて、
インフォメーションで、自販機でMeckilen burg Vorpommern-Ticketを
買えるのか聞いてみたところ、「英語は知らない」と、まさかの答え。
次の日、ホームにあるコインロッカーが詰まり数ユーロ飲まれて相談に行った時も
担当者が出ないと待たされ列車の出発時間になって諦める事になったし
トラムの地下駅とを結んでいるエレベータが激混みで大荷物を持って
階段を登らなければ.ならなかったし、この駅に良い思い出は無い。
インターシティー以上の列車は乗れないエリア内乗り放題22EUR(約3120円)
地元で言えば1日散歩きっぷ的なパス、Meckilen burg Vorpommern-Ticket。
券面にサインした本人しか使えないのが合理的。
指定券等まで無記名でインターネットオークションで転売される
日本とは大違い。
車両はスイスStadler社製Flirt 429型。
5車体連節で前後や連接部以外は低床のEMU。
編成中パンタグラフは一基。
片端の運転室寄りは1等席で窓上の帯が黄色くなっている。
1本の列車のはずであるが、途中Stralundで乗り換える様になっていた。
先頭部のDBのエンブレムは2種類あった。
低床部はワイドな窓になっている。
運転室の後ろに機器スペースがある。
乗降扉はプラグタイプの両開き。
低床部にあり、低いホームとほぼ同じ高さになる。
車内は方向固定のクロスシート2+2配列。
スペースの都合だろうか1席だけの横向き椅子がある場所もあった。
連接部は通路がスロープで上がり、
それより座席の床が1段高くなっていて荷棚にも段差がある。
台車の後ろとなる運転室後ろは床が3段分高くなっていて
窓上の荷棚は無い。
連接部は開口部がシャモジ形に広い。
向かい合わせ席の窓際には屑物入れをステーにした小テーブルがある。
大でマルチな自動販売機と、スタンドバー風スペース。
こちらは両側とも折畳み椅子になっていた。
開閉の押しボタンが乗降扉に付いている。
乗り換えたStralundを出て間もなく列車は橋で海を渡りリューゲン島に入る。
大きな窓であるが隅々まで綺麗であった。
テーブルに沿線地図が描かれているので
車窓の場所を確認しやすい。
葦の茂る湿地。
帰路は1本の列車で帰る事が出来た。