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2014-4 北欧と北ドイツ
ベルゲン ローカル電車


ミュールダール発-ヴォス乗換-ベルゲン行き R1827列車
Mydal 17:19発-Voss18:41発-Bergen 20:00着


この旅ではユーレールセレクトパスを使用、
ドイツ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの4か国の5日間用2名で91,000円。


ミュールダールの駅舎はホームの間にあり反対側はフロム鉄道が発着する。


ミュールダール駅のオスロ寄りのスノーシェルタから出てきた電車。


車両は側面にリブが入った2扉車3両ユニットのEMU。
ノルウェーのStrømmens製で1983年に登場した69形を
リニューアルしたBM69G形。


後方を見る為のバックミラーが備えられている。


乗降扉は半自動で、開いた時の扉より外側になる壁部分に開ボタンがある。
両端の車両は扉がオレンジ色で”Ubetjent”(無人)という表記と
”Stamped or validated Tickets only”という説明がある。
この車両は通常は検札が省略され、
入鋏された有効な切符を持っていないと即罰金という事なのだろう。


中間車の扉は黒で”Betjent”(係員)という表記があり、
車掌が乗っていて、切符無しで乗っても車掌から購入できる車両の様で、
戸窓の下にはクレジットカード会社のマークも入っている。


車内クロスシートは2+3配列。
背もたれの傾斜が大きく肘掛けが無い座席は
独自開発していた頃の中国の高速列車が連想される。


座席の方向は変則固定され、全く窓が無い席もあった。


座席背面は樹脂製で、テーブルやマガジンラックは無く、
取手類も無いが、上縁に少し窪みが付けられている。


運転室との仕切部分。
両側の座席が仕切扉より入り込んでいる。


デッキ部分は荷物やベビーカー等を考慮してだろうか広い。
乗降扉のステップ部両脇が機器スペースとなっていて壁面があり、
そこに手摺が付いている。


車内側の開閉ボタンは扉両脇の高い位置に設けられいる
内側にもの表記とその説明が書かれていたが。
シールが剥がされ最初のUがJになっていたり
全部消えて”betjent”になっていたりしていた所があった。


貫通部分はカバーで覆われ幌が見えない状態、
トイレは使えない状態になっていた。


ミュールダールを出て間もない頃の車窓は雪景色。
この車両は窓が汚れていて写真を撮るのに苦労したが、
それでも私の地元、北海道の列車の比では無い。


40分後の車窓は緑になっていた。


1時間ほど走ったVossという駅で全員下車、
ミュルダール駅の時刻表でもベルゲン行きと出ていたが
ここで乗り換えという事だった。


列車を降りて数分後、同じホームの前方よりに
ベルゲンまで行く電車が入線。
同じタイプの車両だが2編成併結の6両編成になった。


Voss出発間もない車窓。
雪解け水で川の流れはけっこう激しい。


川かフィヨルドか、わからないが
水面は穏やかになり、のどかな夕景となる。


ベルゲンに近付き、近代的な吊り橋も見られた。
車窓はきれいだが、窓が汚いのが非常に残念。


定刻でベルゲンに到着、ドーム屋根がある頭端ホームにしては
こじんまりとしていて最果て感がある。
午後8時過ぎだが外は明るい。


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