切符は乗車前日に上海駅で購入。
定期券サイズの磁気券で左下の重なっているところに
パスポート番号が書かれていて、中国人の場合は氏名が入る様だ。
1等座で28.5元(約430円)、2等座なら24.5元で
高速動車の2等座39.5元に比べると安く感じる。
宿泊したホリディインエクスプレス上海ザーベイの部屋から見たCRH1。
先頭にGがつく高速動車とのスピード差は大きいが上海駅に乗り入れているので利用価値はある。
・カナダ、ボンバルディアとの技術提携し
スウェーデンReginaをベースとしたCRH1。
今回は16両編成のCRH-1Bだった。
乗降扉は車両中ほどにあり、開くとステップが張り出す。
その上にはLED表示器が張り出している。
1等座は2+2配列、
ただ、元々のReginaは2等車が2等でも2+2配列でもあり、
それ程座席の幅が広くなく特別車らしさが感じない。
客室端部は向かい合わせにした時のために大きなテーブルが用意されている。
14号車から後ろの16号車までが1等座で、
16号車運転室側の客室は窓3つ分4列。
写真手前の通路側が標準状態、奥の窓側席が最大にリクライニングさせた状態
座面スライド式で倒せる角度は小さい、
座席間の肘掛は2つあるが、KTXの一般席の様。
前席背面にスライド引上げ式の折り畳みテーブルと
T字型のフットレストが装備されている。
客室端の座席は仕切に背を向ける方向で固定され、他は方向転換が可能。
後ろ側のになる端の席は固定テーブルが残り足元が広い。
駅を出て間もなく、運河沿いに白い民家がある蘇州らしい景色があった。
窓もきれいにされている。
高速動車は高架の新線を走り、
こちらは在来線を行く。
荷棚の下面にいろいろな種類のプラグに対応したPC電源用コンセントが用意されている。
ブラインドは荷棚付け根部から伸ばし、窓脇にあるピンに引っ掛ける形。
貫通部分、
レールがあり開放状態かも知れないが、
扉は見えなかった。
仕切部中央部の上に表示器があり、
その両脇に液晶」モニターが用意されている。
デッキ脇には給湯器がある。
化粧室も車体中程のデッキ脇にある。
トイレは様式で便座シートが用意されていて、
清掃時には掛けている様だ。
反対側の13号車は2等座、2+3配列で肘掛が全く無い。
前席背面にあるテーブルは1等座と違って単純な蝶番式。
床に座席固定用のレールが敷かれているが2人掛け用の幅なので、
3人掛けの座席はレールより内寄りにもう一つ脚がある。
2等座の方も客室端の座席は仕切を背にした向きで固定され、
向かい合わせ時用の大きなテーブルが用意されている。
一番後ろになると大テーブルがあって足元が広いが、
折り畳みテーブルは使える状態にできない。
回転の都合であろうか、端から2列目も2+2配列となっている。
デッキとの仕切にガラス製の扉があるが、常時開放状態とされている。
9号車、食堂車の通路、窓の手前に手摺があり
窓の無い部分に折りたたみ椅子が付けられている。
食堂車、間にテーブルがある4人がけのボックスが片側7組、54人着席できる。
仕切とデッキを挟んだ向うにカウンターがある。
普通の座席車もガラガラなので誰も座っていなかったが、
食堂車にも座席番号が付けられている。