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2012-4 ベネルクスと周辺


ZLSM
Zuid-Limb

Stoomtrein
蒸気機関車列車

Valkenburg - Simpelved - Kerkarade C


Schin op Geul 11:43発 - Simpelveld 12:12着
Simpelveld 16:30発 - Schin op Geul 17:00着


ZLSMは、このNS路線図にあるSchin op GeulとKerkrade Centrumの間を結んでいる。


硬券の切符、乗車料金は1日単位で大人12EUR(約1,300円)。


Veoliaディーゼルの車窓から蒸気機関車が見えた。
列車の始発はValkenburgで1駅間だけ通常の路線を走る。


線路が分岐する次のSchin op Geulに先まわりして、
蒸機列車の到着を撮影。


停車する駅の進入だが煙があった。


この駅から蒸機列車に乗車、
始発のValkenburgに比べると少ないが、ここから乗車する客もいる。


1等車的な内装の車両に空いているボックスがあった。


フカフカのソファー的なシート、
荷棚が座席の真上にありシートピッチは狭め。


1両の1/3程はコンパートメントになっていて、
通路が片側に寄っている。


コンパートメントは3人掛け向かい合わせの6人用、
荷棚の下に読書灯が用意されている。


通路との仕切扉は木製で、壁・扉ともに窓があり
通路側の車窓も眺めることができる。


乗降扉は外側への観音開きで、
両方開けても間の柱は残る。


デッキサイドには折畳み椅子が用意されていた。


隣の車両はモケットの色違い。


両側に肘掛けがあり、窓際には細長いテーブルがある。


コンパートメント客室側との仕切壁部には背もたれ付きの
折り畳み椅子があった。


反対側は片側のみ座席があり向かいに通路との仕切扉がある。


飲物などの車内販売、
ビールが2EUR、コーヒーが1.7EURとお手頃価格。


その先に化粧室がある。


化粧室内、明かり窓が縦長で大きく、
その窓側に手洗い台がある。
上に水洗タンクがあるのも特徴的。


別の車両、レイアウトは同じだが白壁だった。


コンパートメント席、こちらの車両には読書灯は無かった。


端の車両は板張りの座席で左右の座席幅が違い。
3人掛けと2人掛けの様だった。


座席間に大きなテーブルが設けられ食堂車として使われていた。


一角にはショーウインドー付のカウンターがあり、
鉄道グッツも販売されていた。


連結面の間隔が広く、渡り板が長い。
周囲は幌で覆われているが、下隅から外が見える。


反対側の車両はクロス張りで2人掛けと3人掛けの座席が並ぶ。


背もたれに比べ座面が広く肘掛は無い。
窓際のテーブルは大きめだった。


背もたれが高くその上に荷棚もあり仕切られている感じもある。


車両の中程で客室が仕切られ、
その間に化粧室があったが、ここは使えない様にされていた。


1両には片側の座席がすべて取り外された客室があった。


その車両の乗降扉にはリフトが装備されていた。


写真左側がリフト付きの扉、
こちらは開口部が一つとなる両開き扉に改造されていて、
横に車椅子マークが付けられている。


この鉄道の拠点であるSimpelveld駅。
ホーム向かいのレールバスもZLSMの保存車両。


Simpelveld駅に到着後、機関車は客車と切り離され
機関区の方に移動。


蒸気機関車1040号は1910年製スウェーデンSJの E2形。


まずは、ピットのある場所で灰落とし。


その後で給水が始まった。


Simpelved13:00発のValkenburug行きの出発、
テンダーを前にしたバック運転となる。


私がレールバスでドイツのVetschauを往復した後、
Simpelved15:15発のKerkrade行きの出発。
もう一つのNS線接続駅であるKerkradeまでは乗車していなく。
1日乗車券なので費用も掛からないが、撮影する方を選んだ。


Simpelved発車を機関区から撮影。


機関区の手前でVetschau方面とKerkradeへの線路が分岐する。


16:12 蒸機列車がKerkradeを往復し
テンダーファーストで戻ってきた。


信号機は腕木式。


駅と機関区周辺は線路脇に数多くのワイヤが通っている。


機関区の手前にある信号所、
周辺に張りめぐらされた操作用のワイヤが集まっている。


Simpelvedに到着後
列車は十数分の停車でそのままValkenburug行き。


ホームの出発案内板。
下段に行先の看板が下げられ、
その上の時計表示は出発発時刻を示している。


駅舎が立派なSimpelved駅。


運搬台車をはじめ小物がディスプレイされていて往年の賑わいを想像させ、
建物の一部は小さな博物館になっている。


奥の方には広いカフェがある。


次に乗るレールバスまでかなり短い時間だったが、
スープとビールを頼んで腹ごしらえ。


3両編成のレールバスをテラス席越しに眺める。


帰りも一つ手前のSchin op Geulで下車。


次の終点Valkenburugへ向かう列車を見送る。




雨が強くなったが少し歩いて
踏切のあるカーブで、
この日の最終列車Simpelveld行きを撮影。


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