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2012-4 ベネルクスと周辺


ZLSM
Zuid-Limb

Railbus
レールバス

Simpelved - Valkenburg
- Kerkarade C
- Vetschau


Simpelveld 12:18発 - ZLSM Depot 12:21着
ZLSM Depot 12:53発 - Simpelveld 12:55着
Simpelveld 14:18発 - Vetschau 14:34着
Vetschau 14:39発 - Simpelveld 14:53着

ZLSMは、このNS路線図にあるSchin op GeulとKerkrade Centrumの間を結んでいる。


硬券の切符、乗車料金は1日単位で大人12EUR(約1,300円)。


Simpelveldで乗り換えたレールバスは3両編成。


反対側の車両、
Waggonfabrik Uerdingenの銘版の高さなど微妙に違い、
前寄りの側面窓内側にはガードパイプが見える。


中間に連結されていた車両は動力の無いトレーラで
上のヘッドライドが無い。


運転台も無く、フロントガラスの向こうに手摺状のガードパイプが見える。


蒸気機関車を横目に出発。


車内は3+2配列で窓上に荷棚がある。


座席は転換クロスシート、
座面も動く構造で背中合わせにすると
背もたれが接触する程でスペースが有効に使われている。


窓は上部が外側に少しだけ開く。


前方の左側は座席無く床が広くなっていた。


運転席は中心線よりやや右寄りにある。


運転台は使われない時シャッター形にカバーが掛けられる様になっている。


運転席後ろにカーテンが掛けられる様になっていて、
左側の斜めになった面に特等席の折りたたみ椅子がある。


反対側には使えるか確認していないが化粧室のスペースがあり、
カーテンレールは1方向になっている。


反対側の車両は客室が仕切られていた。


こちらの車両は片運転台で、後ろ側は座席。
中央の椅子は転換クロスシートになっていた。


中間のトレーラーも窓2つ分で仕切られ、板張りの折畳み椅子と棚があった。


端部にも折畳み椅子が付けられ、
その横に手ブレーキのハンドルがある。

トレーラーの客室側の端も座席がある。


最初の乗車では次のDepot(機関区)で下車した。


間もなくするとSimpelveldに着き切り離された機関車1040号が入ってきた。


機関区はKerkaradeとVetschau方面との分岐点に位置し
Kerkarade寄りには転車台の跡があった。


ドイツKöf-III形ディーゼル機関車2両
232-6と232-3は背中合わせにつながれていた。


構内で動いていたオランダNSの200形ディーゼル機関車。


キャブ側の下部が張り出し、サイドも低い位置にステップが伸びている。


美しく整備されたオリエント急行スタイルのプルマン客車。


明かり取りのある長い車庫。
空いているのは今日動いている車両のスペースだろう。


旧オランダ国鉄NSのロッド式3軸のディーゼル機関車600形 639号。


荷物車をはじめ客車も各種、きれいに塗装された車両が多かった。


この日動いていた1040号と同じくスウェーデンSJの
こちらは動輪3軸のB形1220号、1914年製


テンダーの後ろには動力付きトロッコがあった。


車庫内にもう1両レールバスがあった。


ドイツのディーゼル機関車EH244とDE-Ⅱ形気動車。


ドイツDEUTZの銘鈑が付いた入換機。


ドイツDEUTZの銘鈑が付いた入換機。


隅にはナローゲージのDLが置かれていた。


ナロー機がもう1両、塗装は傷んでないが下に線路は無く、
ボンネットの上に物が置かれていた。


Simpelveldとの間の線路脇にナローゲージの線路があった。


Simpelveld駅構内には様々な貨車が並べられている。


背の高いホッパー車。


小柄なクレーン付きの2軸車。


SLの動輪が載せられていた貨車もある。


NS色の600形ディーゼル機関車も挟まれていた。


保線用だろうか窓が少なく黄色いディーゼルカー。


次の乗車は終点Vetschauまで、
運転席の仕切が無いので全面展望がとても良い。


保存鉄道なので踏切前では一旦停車し、
係員が下車して踏切操作と安全確認を行って進行する。
出発の合図は子供の乗客に体験させていた。


途中、コンクリートの突起が沢山ある所を通過する。
これはオランダ-ドイツ国境の遺構らしい。


終点Vetschauに到着、国境自体は現在も変わらず、ここはドイツ。
昔はこの先も線路が続いていた様な雰囲気がある。


駅舎どころかホーム屋根も無く保存鉄道らしい看板だけが立つ。


単線のままで一面しかないホーム。
ここで折り返しSimpelveldに戻る。


帰り道、NLの文字がある標識が国境で、向こうはオランダ。


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