天津駅で、天津-北京南、北京南-南京、南京-上海の切符をいっぺんに購入。
切符を乗車駅でしか発売していない頃を思えば夢の様。
天津-北京南間のC列車は以前にも乗っているが、
2等座で55元(約670円)、1等座66元(約800円)と以前より微妙に安くなっていた。
1・2等の差は2割で130円程しかない。
車両はICE3ベースのCRH3。
座席は日本の新幹線をベースとしたCRH2に準じた回転リクライニングシートで
1等座は2+2配列。
背もたれの厚いグリーン車タイプの座席。
外側の肘掛には折りたたみテーブルが収納されている。
2席間の肘掛にはオーディオのスイッチパネルがある。
室内照明や荷棚はICE3タイプで、一等座は読書灯も用意されている。
腰掛けると座席が動いたと思ったら、回転ロックが効かない。
隣の人が動くだけでも座席が回るので、
発車後に座席を移ったが何処も同じ、
気付くと座席の並びが不揃いになっていた。
ストッパの座が潰れてしまっている。
短距離の往復で方向転換の回数は多いだろうが、車両はまだ新しい。
座席のボックス買いなど出来ないので乗客が転換する事は
まず無く、使い方が荒いとも思えない。
独自の改良を加えた結果だろうか、確かに中国らしくなっていた。
車椅子対応の広い化粧室。
トイレをはじめ、車内外とも清掃は行き届いている。
食堂車のビュッフェ側。
スタンドテーブル際の窓下部分に腰を掛ける事が出来る
クッションが付いているのは良いが、
魅力ある飲食物は無く、スタッフしか居なかった。
車内モニターでは北京鉄道博物館の紹介番組が流れていた。
開館間もない頃の2003年以来訪れてなく、
行こうと思っていたが南駅15時過ぎでは厳しく今回は諦めた。
今回見た速度表示の最高値は297km/h。
2009年に比べると30km/h程ダウンしているが、
時刻表上の所要時間は同じで、しかも今回は5分も早着。