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2011-11 台湾乗り継ぎ一廻り
商務座 自強号

八 堵発-高雄行き


自強855列車
板橋 5:40発-彰化 8:31着


台湾鉄道もインターネット予約が出来る様になったが、
予約にメールアドレスが不要など、その方法はちょっと変わっている。

列車番号で予約する方法と、
列車種別と出発時刻で予約する方法があるが、
後者は、選択の余地無く条件に近い列車をいきなり予約してしまうので、
台鉄ホームページにある列車時刻査訽やExcel時刻表で
列車を決めてから列車番号で予約する方が間違いが無い。


予約が出来るのは14日前の現地時間6:00(日本時間7:00)から。
パスポートナンバーを入力し乗車駅、下車駅、日付、人数を選択し、列車番号を入力。
Englishで進むと駅名が中国読みのローマ字なので駅番号で確認するなど注意が必要、
駅番号は004台東が最若番で、反時計まわりに数字が大きくなっていくのが基本で台北で100番。
駅名が漢字表記の中国語ページで予約した方が楽かも知れない。
人数は大人/子供関係なく座席が必要な人数を選択する。


ランダムナンバーチェックを経て、空席があれば ”Buoking Successfully!!”となる。
インターネット予約が可能な枠はかなり限られている様で、早めに予約しないとすぐに取れなくなるが、
WEB予約できなくても、駅の窓口では空席がある場合もある。
この列車は最初、板橋-彰化で予約できなかったが、なぜか台北-彰化にすると予約出来た

ここで大切なのがBooking codeを必ず控えておく事。
メールアドレスの登録は無いので、確認メールも当然来ない。
この予約番号を忘れてしまうと使えない予約になってしまう。
予約の有効期限は、翌々日の早朝1時(現地時刻)なので、
それまでに支払いを済ませなければならない。

ここまでの予約はパスポート番号と予約番号で無料でキャンセル出来るが、
1人で予約できる件数は限られていてキャンセル分もカウントされる様である。
また、購入期限を過ぎ流してしまった場合、その後予約できるかもわからない。


支払いは網路信用卡付款のページから。
規定を読んでチェックを入れ進むと、パスポート番号と予約番号を入力するページになる。
ここも英語のページがあるが中国語の方でも外国人のチェックボックスがあったのでそのまま進んだ。
尚、購入後のキャンセルもこのページの去回票から行う事が出来、払い戻し手数料は13NT$。


パスポート番号と予約番号を入力して進むと
予約内容が表示され、
乗車券の種類(大人/子供等)を選択する画面になる。


それから料金が表示され、支払いカード情報の入力画面へ。


クレジットカードが承認され購入完了。
号車/座席番号も表示されるが、
このまま列車に乗れる訳ではなく、
列車出発時刻の30分前までに駅の窓口に行って予約引換書を出し、乗車券を発行して貰う必要がある。
予約引換書は”列印網路信用卡付款取票単”のボタンを押すと表示される。


台鐵網路信用卡付款取票単、
旅行前に、これの印刷を忘れずに。


私の台湾入りは乗車日前日の夜で、早朝初の列車なので、
宿に行く前に台鐵の窓口に寄った。
板橋や台北などは高鐵(台湾新幹線)の駅も併設されているが、
別会社なので必ず台鐵售票処の方でなければならない。

ここで、今回行った全ての予約を切符に換えてもらい、
ついでにインターネット予約できなかった短区間の切符も購入した。


インターネット予約をして駅で引き換えたチケット。
右上に”折訂刷網”という文字と、座席番号の上にクレジットカードの下4桁が表示される。
料金は1人394NT$(約980円)


地下にホームがある板橋駅に到着した列車、
牽引機は軸配置C-CのE200型電気機関車。


客車9両牽引の塗装が統一された編成。


機関車の後ろの客車1両だけが自強855列車で、その後ろの客車は莒光655列車
となっているが運行区間は同じ。


ゆったりとした回転リクライニングシートが1+2配列で並ぶ車内。


通路は赤いカーペットが敷かれてて、仕切り扉も中心線からずれた所にある。


座席以外の車内は莒光号客車と基本的に同じで豪華さは感じない。
運転時刻的に台南辺りから混んで、一時的にデッキや通路に立つ人も出たが、
定期的に車内をまわる清掃のおばちゃんが、
この車両は自強号だからと後ろの車両に誘導していた。


肘掛格納式の折畳みテーブルがある。
座席のリクライニング角度は普通車並みでフットレストは無い。



座席番号は数字のみで、1コ飛びの番号で隣りあわせになっている。


楕円窓が付いた仕切り扉は押しボタン式の自動開き。


デッキ、乗降扉の前がステップで1段下がっている。
貫通扉も楕円窓付きで押しボタン式の自動。


扉脇にはドア操作スイッチが付いていて乗務員用は上に鍵を入れて操作をする。


貫通扉の楕円窓から機関車の顔が見られる。


近付いて高い位置から見ると連結器も見える。


座席が2列の側にあるトイレ。


洋式と男性小用、洗面台が一つの個室にある。
洋式は蓋が無く、便座はダンパーで上がる様になっている。


化粧室と反対側には給水器があり、紙コップも用意されている。


下車した彰化駅では3分の停車。


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