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'10-4ハルツ地方&デンマーク

 X2000



X2000 495列車 イェテボリ発-コペンハーゲン行き
Malmo C20:29発-Koebenhavn H21:01着


Webで事前購入して印刷したものがそのまま有効、2等1人で135sek(約1800円)



動力集中方式で動力車+客車6両の編成。
X2000を見たのも10年ぶり、グレー系に塗装が変わっていた。


単独の連結器カバーが付けられ、流線型の先頭部になっていたカバーが無いのが標準の様。
新塗装は似合っていなく、韓国のセマウルと似た寂しさを感じる。


動力車は片端だけで、反対側は制御客車。


乗降扉は半自動で折畳みステップ付き、
戸窓にLED表示器が付いている。


車椅子スペース等がある6号車の扉は幅が広くなっていて、
乗降用のリフトが装備されている。


リフト装置があるので普通に乗降する時は、
他より幅が狭い状態になる。


寒い地域の車両なのでデッキ両側にしっかりとした仕切り扉が付いている。


2等車はリクライニングシート2+2配列で方向は固定され変えられない。
変則的だが座って左側が窓際になる席が多い。
通路寄りの背もたれ上には座席番号が書かれた木片が付いているが、
取っ手としては使い難そう。

6号車の奥は運転室があり乗務員用の仕切り扉となる。


向かい合わせになっている所は間に大型の木製テーブルがある。


座席間のひじ掛け下には電源コンセントが用意されていて、
座席も大型テーブルも2席間の部分に支柱がある。
また、壁際のテーブル下にはゴミ入れ用のビニール袋が掛かっている。


一方向きの席は前席の背面に折畳みテーブルとマガジンラック、ハンガーフック、
ドリンクホルダーがあり、更に窓際にも物が置けるスペースもある。
ゴミ袋は壁際に掛けられている。


リクライニングは座面が前方にスライドするタイプで可変角度は小さい。
座席間と通路側のひじ掛けは跳ね上げ式で背もたれを倒した状態でも
邪魔にならない角度まで上げる事が出来る。
肘掛下部分には読書灯やオーディオのコントロールパネルとイヤホンジャックがある。


6号車デッキ寄りは車椅子スペースがあり、片側は向かい合わせ、
反対側は座席が無くテーブルだけがある。


6号車は車椅子対応の化粧室もあり、通路が片側に寄っている。


広々とした車椅子対応の化粧室。
鏡面がとても大きいが洗面台は隅でコンパクト。


真上にオムツ交換台、両側に手摺が、どちらも跳ね上げ式で用意されている。


隣の車両は通路側の肘掛が固定式のままだった。
外観塗装と合わせてインテリアもブルー系からグレーに変わっているが、
内装は落ち着いた感じで良くなった。


中間車の客室はガラス製仕切りで一部が分けられていて、
車両毎にサイレントジーンやペット同伴ゾーンなどが設定されている。


4号車はビストロ車両で1両の1/3は、
テーブル付のソファーが並ぶスペース。


中央部1/3は販売と立食スペース、
終着が近いので、きれいに片付けられレジも収納されている。


片側は商品を並べる場所の様で、上部にサンドイッチ類が入りそうな棚が12セル並び、
その上に写真付きでセット商品の案内がある。


メニュー表、コーヒー20kr、ワインは高いもので89krなどドリンク類が充実、
一番高額なのはホットミールとハウスワインのセットで159kr。
最後にインターネット30分39kr、乗車時間全てで99krと書かれている。


反対側は奥行きがあるスタンドテーブル、
両側とも下が収納スペースとなっている。
写真奥のソファースペースでは2人の女性従業員が休憩していた。


レジとは反対側に電子レンジがある。


4号車の残り1/3のスペースは普通の2等客室で、間に多目的室の様な小部屋がある。


車窓からReginaタイプの電車が見えた。
中国の高速列車CRH1のベースとなった車両で
最高速度200kmだが近郊用で両開き扉が片側2箇所ある。


列車は市街の西側を大回りして海岸線へ向かい、
オーレスン海峡大橋でちょうど日が沈んだ。
20:38、緯度が高いうえサマータイムなので時間は遅い。


マルメの新名所、ターニング・トルソと呼ばれる捩れた高層ビルが車窓から見えた。


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