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'10-4ハルツ地方&デンマーク

 ICE TD & 渡り鳥ライン

ICE237 ハンブルク発−オスターポート行き
Hamburg Hbf15:25発−Copenhagen H20:11着

約3ヶ月前にEuropa-Spezialという特別料金でインターネット予約したEチケット。
ベルニゲローデからREと2本のICEを乗り継いでデンマークのコペンハーゲンまで
2等ICE予約料込み正規料金では1人で135EURのところを2人で83EUR(約10,400円)。
ただし、必ず予約時に決めた列車に乗らなければならず、
車内ではWEB購入時のクレジットカードのチェックがある。


ホームにある編成表で乗る車両の停車位置がわかる。
コペンハーゲン行きは編成が短い。


登場間もない2002年3月ニュルンベルクにて撮影したICE-TD、
振り子式ICE−Tのディーゼル版で非常に良く似た外観だが、パンタグラフが無く屋根が煤で汚れている。
当時ドレスデンとの間を結んでいたがトラブルが相次いで早々にICE運用から退いた。
当初から基本編成4両で最高速度は200km/h 電車のICE−Tとも併結が可能という事だった。


前面窓下の元々DBロゴがあったところには、デンマーク国鉄DSBのマークが入っている。


編成の愛称が付けられ、扉の横上にKobenhavnと書かれている。
窓下に大きく書かれたICEという文字も電車のICE-Tには無い。


車内もICE-Tと似ていて2等車は2+2の配列。


2席の間にはオーディオサービスのイヤホンジャックとスイッチ、
座って右側のリクライニングレバー、
それらの下にPC電源などに使えるコンセントが用意されている。


鏡に表示されるような一体感のある表示器。


座席の色は種類がある。


子供連れやシニア用として1室だけ2等コンパートメント席がある。


車椅子対応の化粧室はとても広い。


洗面台はコーナーにありシンプル。


湾曲し大きな扉はスライド式で、
ロックや開閉の押しボタンが両側に設けられている。


短編成であるがビュフェ「ビストロ」があり、軽食も楽しめる。


テーブルはカウンターとスタンドテーブル1脚。


カレーブルストとビールのセット5.5EURを注文、
ビールはサーバーが故障中だったので瓶ビールになった。


デッキには案内モニターがあり、
列車名や停車駅、号車番号が表示されている。


列車は橋でフェーマルン島へと渡る


Scandlines
Puttgarden - Rodby 
バルト海を渡るために、
フェーマルン島の北、Puttgarden駅を出ると、列車ごと連絡船に乗り込む。
ちょうど大型バスと併走しながらフェリーPrins Richardの船内に入っていった。


船内では列車の照明が落とされ、
乗客は航送中、列車を降りエレベータや階段で上がり、
船室で過ごす事になる。


避難経路を示すデッキプラン。
乗客用のフロアが2層、車両甲板が3層という構成。


船内では免税店とカフェテリア方式のレストランが人気。


吹き抜け階段。


操舵室の下あたりにガラス張りで展望が利く
座席のあるスペースがあるが、閑散としていた。
壁には歴代の船の写真が展示されていた。


出航


徒歩で乗下船する施設も整っている。


屋上にも出ることができ、椅子も沢山用意されている。


デッキに出ている人も結構多い。


逆にデンマークからドイツへ向かう船とすれ違い。


約45と短い航海なので、折り返し運航しやすい様、
両側に操舵室があり、サイドからは右対称に見える。


乗り遅れたら大変なので早めに階段を下り車両甲板へ。
階段脇に乗車時刻などを液晶表示されれば分かり易いと思うが、
放送だけでは聞き取れるか不安。


早すぎて、まだ扉が開けられない状態だった。
船内では車両のエンジンが停められるので、給電用のコードがつながれる。


自動車と共用される車両甲板で線路は1線のみ、
全長100mを超える4両編成がそのまま載せられている。


隣には大型バスが停められていた。


両端の車両の乗降扉より運転室寄りは座席が2列分しかない
展望室の様な客室があり、後ろとなる31号車は2等席。
運転台越しに船内から出るところを見ようと思ったが、
運転室との仕切りガラスが鏡になっていた。


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