中国の新幹線にあたる動車組は1等座・2等座というクラス分け。
杭州-上海南間1等座でも1人31元(約450円)。
東北新幹線などで運転されているE2系をベースにしたCRH2
中国でライセンス生産されている車両のうち、
16両固定編成となったB型は
ノーズ部にライトを増設し、中国は”独自の技術”と強調していた。
隣に停まっているSS9型電気機関車と比べるとかなり車体が低い。
無座の切符も結構売られている様で一等座のデッキにも立っている人がいた。
一等座は南京寄りの1〜3号車で2+2の座席配列、
通路上の天井から液晶モニタが下がっている。
シートは模様まで”はやて”などのグリーン車と同じ。
仕切り部には液晶モニターが左右2個並んでいた。
フットレストとひじ掛けに内蔵されている折り畳みテーブル。
精度が良くないのか広げると落ち着きが悪かった。
当然、注意書きは中国語で書かれている。
テーブル格納と反対側のひじ掛けにあるイヤホンジャック、
音量だけで、選曲ボタンは無い。
自前のイヤホンを挿してみたが何も聞こえなかった。
ブラインドには落ち着いた感じの模様がついていた。
座席番号は日本とは違い全て数字で、1番の後ろは5番、その後ろは9番となっていた。
CRH1の乙の字状の番号付けよりはわかり易いが、
切符は番号順に販売されに番号指定ができないので、
大グループでないと座席を向かい合わせにする事はなさそう。
E2では公衆電話があったスペースに給湯器が設置されていた。
洗面所がトイレと別にあるのは、CRHシリーズで2系だけ。
洗面台はE2と違い蛇口タイプ、
側壁には髭剃り用の電源コンセントがあった。
トイレは中国型しゃがみ式、手洗い台はE2と同じだが、
蛇口はセンサーではなく、ノブ押しタイプになっていた。
8号車はE2系には無い食堂車、開放感がある雰囲気。
8つの4人テーブルと、スタンドテーブル2つ。
始発の上海駅発車前からこの状態、
南京までは2時間少々、食事するにはいい時間帯であるが、
レストランとして使われている感じには見えなかった。
座席上の荷棚が無く窓は他の車両と同じ高さになっている。
カウンターの奥が調理室、
食堂車にも液晶モニターが設置されている。
蘇州では1番ホームに到着。
上海寄りが高くなっているホームで、
出口のあるのは先頭車より先のホームが低くなったところ。
南京を目指し発車。
中国独自のデザインと主張していたボンネット上のヘッドライトは点灯していなかった。