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'09-3 杭州 蘇州 上海

China Railway Highspeed
CRH1
 和諧号

杭州発 − 上海南行 D668次
杭州13:21発 − 上海南14:44着

中国の新幹線にあたる動車組は
軟座・硬座では無く、1等座・2等座というクラス分けで
杭州-上海南間1等座で1人64元(約930円)。
2等座でも54元なので差額は小さめ。

技術提携先はカナダ・ボンバルディア社だが、
スウェーデンで運行されているタイプがベースで先頭形状はX2000の流れを汲む。


5M8Tの8両ユニットを2組連結した16両編成。


杭州駅で向かいに停まっていたのは昔ながらのリブが深い緑色の客車、
JR九州ハイパーサルーンの様に乗降扉は車体中央にある。


1等座は2+2配列、日本的なCRH2・3・5の座席と違い欧風なシートだが、
座席の方向を変える事ができる。
ただし各客室両端の座席は仕切りに背を向けた状態で固定され、
その前には大型のテーブルがある。


1等座は座面のスライドでリクライニングできる座席で、
背面には上方にスライドさせ、倒して広げるタイプの折り畳みテーブルが付いている。


荷棚下の付け根部には2種類の形状の200Vコンセントが用意されている。
座席番号は1番から己の字状に順番に付けられ、基本的に4列の1等座では
4で割って割り切れたり1余る座席番号が窓側、2や3余る番号は通路側となるが
途中に通路の関係等で4席無い列があるとずれていく。
販売も番号順の様で一緒に2人で切符を買っても通路を挟んだり、前後になる事がある様だ。


仕切扉上には時刻や速度、内外の温度の表示器があり、
見ていた間での最高速度は170km/h、だいたいは140km/hで走行していた。
その隣に液晶モニターが用意されているが何も映されていなかった。


乗降扉より運転台側の客室は4x4の16席。


大きな窓の脇に押しボタンがある乗降扉、
デッキ横には給湯器がある。


連結部の両側は客室となり、ガラス面の大きな扉が付いている。


様式で洗面台が一体となっているトイレ、
上の方にセットする場所があるが、便座シートはカバーの後ろに置かれていたり、
手拭紙が無かったり設備が有効に使われていない感じだった。



半室食堂車となっている5号車のカウンター、
電子レンジが見えるが品書きは飲み物がほとんど、
乗務員のたまり場になっていた。

半室食堂車の割に広々していてテーブル席もあるが、
始発から終点まで1時間半にもない列車なのでフリースペース状態、
スタンドテーブルがあるスペースは乗客へ配るボトル水など荷物置き場になっていた。


2等座は2+3配列、ひじ掛けが無くリクライニングしないが、
客室両端を除き座席の方向を変える事が出来る。


座席背面の折り畳みテーブルは蝶番式、
最後部の席は固定テーブルがあるので折り畳みの方は開けない。


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