隣のホームにはCRH2C、この頃はCRH3の方が少数派だったが、
E2ベースのCRH2で350km/h出している事に対して、
技術協力している日本の企業から設計上の最高速度を越えているという抗議があり、
その後、C列車はCRH3に統一された。
今思えば350km/hで走るE2タイプを体験しておけば良かったとも思うが、
まさか無断で最高速度を上げて運転していたなんて・・・。
展望室でも残念ながら一番うしろだった。
中国では座席番号順に割り当てているので、この列車で
特等座をとったのは私だけだったかも知れない。
そう言えば南駅の一/二等座の空席状況や料金が出ていた電光標示板にも
特等座について触れられていなかった。
シートバックに水、スポーツドリンクとウエットティシュがセットされていた。
列車側に座席の販売状況の連絡があるのか、他の座席には用意されていない。
車内設備を説明する下敷きが各席にささっている。
特等座は1+2列で1列側は2席しかなく、片側の先頭車で計8席。
座席は日本のグリーン車タイプの回転リクライニングシート、
テーブルはひじ掛け格納式で、
シートピッチの関係かフッドレストやレッグレストは無い。
枕が厚すぎて首が落ち着かない感じだった。
1列側の後ろ席は、後向きになると窓がなくなる。
ブラインドは薄手のもの。
座席番号はシール貼りだった。
前面窓は小さいが、座席から線路が見える。
仕切り扉上の案内標示もICE3と同じ感じ、
見ていたときの最高は330km/hだった。
仕切りはガラス張りだが、展望席は擦りガラス的な帯が沢山入っている。
2等座、オリジナルのICE3とは異なり、
新幹線タイプの回転リクライニングシートで2+3列配置。
荷棚はICE3と同じで座席は日本風。
座席番号順番で販売してゆく関係か、後方の車両には乗客はいなかった。
東北新幹線と同じく、背もたれの標準状態はほぼ直角。
車端の通路は給湯器が用意されているのは中国独特。
1等座は2+2列、特等座と同じ様な座席で天井に液晶モニターを装備。
5号車1両だけなので満席の様だった。
4号車にはビュフエスペースがある。
ショーケースに何も入ってなく、営業していない感じ。
4号車の奥側は座席間に大きなテーブルがある向かい合わせ配置。
リクライニングにも制限がありそうだ。
トイレ側は弧を描く曲面だが、反対側は直線的な壁になっていた。
ICE3と同じレイアウトの洋式トイレ、
便座シートがセットされていた。
車椅子対応の広々としたトイレ。
扉はボタン開閉式、その横に
手摺がステーになる大きなオムツ交換台がある。
CRH3とCRH2どちらも8両編成なのでちょうど良く並ぶ。
向かいには黄色地に青帯で窓上に0号高速綜合検測列車と書かれた
CRH5が停まっていた。
日本、ドイツ、イタリア(メーカとしては仏)の開発した高速列車が中国で顔を合わせる。