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'07-5 新幹線&台湾一周

台糖烏樹林休閑区 トロッコ列車(五分車)
RecreationPark Wushulin


烏樹林へは鉄道のアクセスが無く新営駅前のバスターミナルからバスに乗る。
ターミナルには一応路線図があるが、何処行きのバスが烏樹林を通るのかなかなか理解できず、
出発時刻を探すのが一苦労、更にバスが複数停まっていてどの乗り場かもわからず
色々な人に聞いたが答えが一致しなく時間ギリギリで焦った。


新営客運のバス、塗装は様々だがスーパーハイデッカー車が多い。


車内は高速バス的で客席から運転手が見えない。
どこで降りればよいのかわからなので乗るときに
運転手にチケットを見せ鳥樹林で降りたいとアピールしたが忘れられていた。


通り過ぎるところだったが、タイミング良く列車通過で道が止められていて降りる事が出来た。


踏み切りから線路沿いの道を進むとまず機関庫がある。


機関庫から駅までのエリアには様々な車両が留置されロッド式のDLなどもあった。


1扉客車の車内、ロングシートでつり革無し。


1949年日立製作所製528号気動車、
案内板に2001年末に復元されたと書かれていた。


サイドに勝利号のプレートが付いている。


1942年製の109号巡道車、
案内板によると中型箱型という型式で1964年に鋼製車体化された。


前後に運転席を兼ねた2・3人掛けシートがあり中央部はベンチタイプのシート
小さいが定員12人と書かれていた。


木製車体の111号。


車内はベンチタイプのロングシートで真ん中に運転装置がある。
定員は10人との事であった。

そのほか各所に興味深い機関車や人車を見掛けた。


そして、ここの目玉は動態復元された蒸気機関車。
有火状態で側線に停まっていた。


観光トロッコが空車でホームに到着。


牽引してきたDLが切り離され、370号蒸気機関車が動いた。


そして観光トロッコと連結、逆向き運転で出発する様だ。


切符は駅舎内の窓口で古風な売られている。
隣に貼られた出発時刻表によると週末であるこの日は9:30〜16:30までの1時間おきに
運転され、蒸気機関車牽引となるの次の10:30発1本だけの様だった。


蒸機列車は乗るより撮影と考えていたが、着いたばかりで走る路線がわからず、
場所探しが難しいので乗車する事にした。
料金は南州の五分公車と同じ大人100元(約380円)。


客車15両という長編成が大盛況、だが載せられるだけ乗せるという感じで
続々到着する観光バスの到着に区切りが着くのを待つ、
数分遅れて前方の客車に乗っているガイドのカウントダウンで汽笛が鳴って出発。


カーブで前方の機関車を見る、煙はほとんど見えない。


線路間近の生垣が育っている区間、葉を客車の柵が摺りながら進む。


20分程で食べ物や土産屋が軒を連ねる折り返し駅に到着。


機関車はすぐ切り離され機回し。


そして正向きで反対側の先頭に立った。


運転室内、投炭口にバーナーがとりつけられていた。
石炭焚きではないが、機関車のボイラーで長編成を引っ張っている。


キャブ下には放送設備など用の発電機があり、エンジン音も聞こえる。


20分程停車し折り返し復路も20分掛かる1時間コース、
幹線道路との踏み切りを過ぎるともうすぐトロッコ列車旅も終わり。

下車は乗車したホームと別の場所だった。
単線区間で編成のまま回送されると思い早足で前方へ回った。


サービス電源用の発電機を止めドラフト音を響かせ発車。
下車した客は博物館方面へ行き、撮影していたのは自分だけだったが
高い気温の中、出来る限りの白煙を上げてくれた様に思える。


機関車はベルギー フランコベルジェ社製のC型タンク370号、
日本で動いている野辺山SLランドの362号や山形県河北町のいもこ列車347号と同型である。


下車ホーム周辺にも留置されているDLがみられた。


園区内地図、左上が乗車駅でその下が機関庫、そして右端中央が下車ホーム。
現在は単線状態である下車ホーム側だが線路マークが何本も引かれている。


倉庫郡は博物館や土産市場となっている。
入館料は別料金で五分車や昆虫館とセット券(200元)もある。


出発駅に戻ると機関車がディーゼルに交代していた。
下車ホームから出発駅の間でループ線となっていて、出発時と機関車の向きが反対になる。


かっての製糖工場は残っていないが黒糖を作って販売している店がある。


サトウキビをすりつぶしガスコンロで煮るという素朴な製法。


日本語が判る人が居るからと駅舎に招かれ
栄誉駅長と話をし飲み物をご馳走になり、その後周辺を案内して戴いた。


駅の隣にあるカマボコ型のコンクリート建造物、昔の防空壕との事であった。


一通り見終えてバス停のある道路へ戻る、
路線バスはなかなか来ないが1時間に2回列車が通るのでそれほどは退屈しない。


主要道路との踏み切りには係員がいるが、列車通過時の交通整理の他に
観光バス到着の駅への無線連絡や、バス運転士への入り口案内の仕事も行っている。


バス停には時刻表があったが、当てにならないと踏み切りのおじさんが言うとおり
全然違う時間にやって来た。
待ったのは1時間少々だったが新営客運は塗色にバリエーションがあって
観光バスとの見分けがつき難く、うっかりすると素通りされる心配もあり、気が抜けないので疲れた。




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