台鉄新営駅より南西へ1km程の所に大きなヤードと機関区があり、ここが観光列車の出発駅となる。
駅は一部が公園の様に整備され静態保存の車両が展示されている。
蒸機だけでなくディーゼル機関車も展示エリアにある。
放置状態であるが、
この鉄道で使われていた様々な種類の車両が見られる。
単体で自走できそうな保線巡回用と思われる車両。
本業であった砂糖きび用の貨車が一番数多くずらりと並ぶ。
駅に貼られていた時刻表によると
土日は出発が9:00から16:00まで8往復、
平日も1往復だけ運転がある。
観光バスがホーム脇まで入ってきて沢山の乗客が乗り込む。
台糖スーパーで売っていた台湾糖業の
ミネラルウォーター、パイナップル缶、アイスクリーム。
真中は鳥樹林で買った黒糖。
アイスクリームはパッケージに五分車が描かれていた。
連結器はピン式で補助としてその両側でチェーンにフックを引っ掛けている。
客車は車体中心を背中合わせにベンチ椅子があり12人くらい座れ、立ち客も同じ位の乗っていた。
工場や畑の敷地内だけでなく街中を抜け川も渡る。
途中で観光列車同士の交換もありアナウンスで盛り上げる。
30分程走り折り返し駅に到着し機関車を反対側に付け替える。
掲示されていた時刻表には柳営 八老爺駅と書かれていた。
駅舎には土産店が入っていてプリンなど牛乳を使った製品に人気がある様だった。
DLのサイドビュー、動輪が3軸ある。
台鉄の旧型客車を使った食堂がすぐ裏手にあった。
列車の折り返し時間は20分程だが休日は1時間おき運行されるので
後の列車で戻る事もできる。
一両だけ連結されていた箱型の客車、博愛車廂と表示があった。
車端に手ブレーキがあり、ロングシート方向に座席が配置されている。
カーブで前方を見る客車16両満載の大盛況。
遮断機が無いが交通量の多い踏み切りを通過。
列車から見た新営中興駅周辺は工場らしい雰囲気が残っている。
到着後客車を機関区側に留める入れ替え作業が行われた。