機関車+電源車+客車6両連接という編成。
最初の牽引機は日本製の269型電気機関車、塗りわけ的にもEF60を思わせる外観だが軸配置はBB。
チケットは航空券タイプの磁気テープ付き
ビルバオ-サラゴサの金額はPREFERENTEクラス1名€33.2(約5200円)。
客車は窓周り以外コルゲートの入ったステンレス製のタルゴⅢ。
1等にあたるプレフンテクラス、2+2列のリクライニングシート、
仕切り扉上部にブラウン管式のモニターがあり、映画が上映されていた。
日本では当たり前だが、座席を回転できるのはヨーロッパでは珍しい。
肘掛の間にイヤホンジャックがあり、イヤホンは車内で配られる。
2等車も2+2列の回転リクライニングシート。
こちらにもビデオモニターがあり、1等車との差は配色と床面の材質程度。
こっちの方が空いていて良かった。
乗降扉は蝶番式の手動で内開き。
トイレは洗面台一体型で丸く大きい曇りガラスで明るい。
貫通路はヒダの無いゴム製の幌で幅が狭く、
壁のリベットが年代を感じさせる。
季節はずれの大雪の影響か、
近郊電車C3線終点のOrdunaで臨時停車。
1時間近く停まって運転再開、
出発前には前方の山が見えるようになっていた。
その先、峠越えでぐんぐん高度があがる。
峠を越えるとブドウ畑地帯、丘の上に巨大な牛のモニュメントが。
ビュッフエカー、カウンターに丸いすが6脚、通路を挟んだ窓際はテーブルだけがある。
お昼の時間になると賑わってカウンター席が埋まり、店員一人でがんばっていた。
車窓に流れる葡萄畑を眺めながら優雅な昼食、
ご当地リオハのハーフボトル€5.9と生ハムを挟んだパン€4.25。約1600円
カステホンCastejon de Ebroで、
途中で替わっていたディーゼル機関車と電源車が切り離された。
隣に留められていたのはイタリアのETR450ペンドリーノ的な古めかしい高速電車4両編成。
RENFEのロゴが入っていて試作的な車両だったのであろう。
フランスとの国境irun始発の12両編成と併結しバルセロナへ向かう。
下車したサラゴサには定刻より2時間近く遅れ16:35頃に到着。