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'06-3 中国東北

中華之星 L518次 
瀋陽北7:42発−10:40山海関着

中国国産で開発しようとした高速鉄道車”中華之星”、試験では321.5km/hを越えたが、問題点が
多かったのであろうか高速車両は欧米や日本から大量輸入する事になり量産される事は無かった。
この中国製試作車両は臨時列車として瀋陽北−山海関間を1日1往復している。


チケット、この列車は一等軟座となっていた。
二等も軟座扱いで特別料金なのかと思ったが
料金は距離がほぼ同じ大連−瀋陽北の特快軟座と同じ87元(約1300円)。
とすると2等は硬座料金のはずで、何故この列車だけ一等・二等と付くのか解らない。


動力集中方式で両端動力車+客車8両の10両編成。


動力車サイドのマークと文字、下にCHINA STARと書かれている。
この名前はユーロスター(欧州之星?)を意識しているのであろう。


出発前、出入り口に乗務員が立つ。


1等軟座、2+2列で、全席車体中央の方向に固定された集団見合い配置。


中央の向かい合わせ席には間に大きなテーブルがある。


他の軟座に比べれば良いがリクライニング角度は少なくシートピッチも日本の特急普通車並み。
座席は全カバーが掛けられた上に白い座布団と枕カバーが掛けられている。


シートバックのモニターでは複数チャンネルで番組が放映されていた。


カーテンはブラインド式、荷棚付け根部分に読書灯がある。


デッキと客室の間の仕切はガラス製、
仕切上部にはLEDの案内表示盤がある。


乗降扉の丸窓とガラス仕切はICEが意識されている感じ。


片端には化粧室と車掌があり、壁に冷水器もある。


トイレは洋式で中に洗面台がある。
便座カバーの紙がセットされた状態になっていた。


2等席、車体幅が小さいのか3+2列で通路が狭く感じる。


こちらも座席方向は中央向き固定で、真ん中だけ大テーブルの向かい合わせとなっている。


幅が狭いからだろうか、座席に肘掛けは無い。


リクライニング機能も無さそうだが、背もたれははじめから結構寝た状態になっている。


出入り口付近は両側とも2人掛けとなっていた。


6号車が2等だったのでここで引き返したが、更に1両向こうの5号車にビュフエがあった事を後で知った。


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