中国の列車は乗車駅(街)からの切符しか購入出来ず、
販売される座席が駅毎に割り当てられ始発駅の比率が高い為、
途中駅からの座席指定付きの切符は手に入り難い。
今回は無座を覚悟して行程を組んだが、中華之星到着後の時間でも当日の
硬座が残っていた。料金は47元(約700円)
ホームには駅員、反対側には作業員が直立で列車を待ち受ける。
ここの駅では給水が行われる様である。
牽引はDF11型の若番機、主要都市を結ぶメジャー路線だがディーゼル機関車なのは意外。
大連−瀋陽間で乗車した客車は台車より中央寄りの下階部分に乗降扉があったが、
この客車は車端部に扉がある。
車端部側から上下への階段をみたところ、
上階は仕切が無く吹き抜けの様になっている。
硬座の2階、3+2列向かい合わせ、
座席の背もたれ部は1席ずつ分かれているが肘掛けは無い。
硬座1階部分、天井隅のRが違う位でほとんど2階と同じ。
この列車も2階の車端側に1人席があった。
車体中央方向に向いて、吹き抜けを背にしているので落ちつきそうである。
台車上にあたる車端部、客席と同じシートで車掌席があった。
2階建てになっている部分が少し短く見える餐車。
車端部にはカウンターがあるが無人。
階段部から見た感じは座席車とあまり違いが無い。
昼食の時間帯が終わり食堂車は空き、
車内販売の係らが休憩していた。
背もたれの低い直角椅子の向かい合わせ4人席。
階段幅が広いので端の席は幅が狭い。
料理の味は悪くなかったが、ぬるいスープと乱暴な御飯の盛り方が不満。
1階席も2階と同じ構造、両側に階段があるのでどちらも通り抜け可能。
1階は端部が仕切になっている。
厨房は片側の車端部にある。