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'04-4 クィーンズランド州縦断


クランダ観光鉄道
Kuranda Scenic Railway


ケアンズ8:30発 − クランダ(キュランダ)10:15着

観光列車とは言っても遊園地を走る訳では無い。
産業路線として建設され1891年に開通した線路を
客車14両の長編成を大型ディーゼル機関車が重連で牽引する。


牽引はアボリジニ・アート風の専用塗装になった4軸DLの背中合わせ重連。
私が乗車した土曜日は1往復のみの運転だったがそれ以外の曜日は1日2往復運転される。
料金は片道$35(約2800円)往復$50、
スカイレールとの片道づつで市内−スカイレール乗り場間の連絡バス付き$80などある。


スカイレールのレッドピーク駅木道からはストーニークリーク橋付近の線路が見える。
乗車した翌日300mmで俯瞰撮影。


日曜日は1本目の1時間後に次の列車がある。
2列車目の前側の牽引機はQRの標準塗装機だった。


鉄橋を渡った後、熱帯雨林の隙間から一瞬だけ見える。(写真右下隅)


最後尾、貫通ドアは埋められのっぺらぼうになっている。


客車には片車端と台車の内側あたりの2カ扉があり。
うち1カ所はイギリスの多扉車の様にボックス間に入る様になっている。


座席は全車指定、3人掛け向かい合わせの6人ボックス。
シートが全車両キュランダ行きで進行方向右側となる眺めの良い側に寄っている。


通路側の窓上には液晶モニターが掛かっていて所々で
これとテープを使った説明が流れる。
乗った時は白黒の写真が入っていてただの額縁と思った。


写真右側、部屋の様になっているのは。ステップのため奥まった乗降扉で、
反対側ドアは逆の車端にある。
又、各車両にはプラスチックコップと飲み水が用意されている。


ホロが無く柵だけの連結部、編成中に売店やビュフエなど特別なスペースは無いが、
乗客が車両間を渡っても問題無い様だった。
指定席が窓側で無かった場合は外を見るのに良いかと思ったが、
大抵ビューポイントはインカーブで隙間が狭くなってあまり見えない。


5号車は車椅子に両開き扉のある車両。
止めるためのスペースやモッケト張りシートの部分もあり、他の車両と違っている。
また、この車両には車椅子対応のトイレもあるが、
トイレは長編成中この1カ所だけで緊急事態?用という考えかも知れない。


両端オープンデッキの車両もあった。中間車ではあるがここからの眺めは良さそうだ。


オープンデッキの車両もシートピッチが若干広く感じる程度で
客室内のレイアウトはあまり変わらない。


ケアンズの次に停車するフレッシュウォーター駅には古い客車が昔の室内の状態保存されている所がある。
しかし、停車時間は短いのでケアンズ駅から乗ると見られない。
ツアー客などこの駅から乗ってくる客も多い駅で、私が翌日乗った蒸気列車はこの駅が起点の為
帰りに寄る事が出来たが、4時過ぎでもう店じまいの様で電気が消え客車にも鍵が掛かっていた。


ケアンズを出発して約1時間、
列車はカーブの一番奥に滝のあるストーニークリーク橋を通る。


終点クランダの手前にあるバロン・フォールズ駅。
ケアンズ寄りにある展望台やホームから滝が眺められ列車は15分停車。
雨期はもっと水量が多く迫力があるらしい。


スカイレールから見た終点クランダ駅。
バロンフォールズ駅を発車した列車は約5分で終点キュランダ駅に着く。
尚、線路は更に続いていて木〜土曜日に掛けて週1往復だけ走る
銀色の気動車を使ったクルーズ列車、ザ・サバンナランダーが
Mount Surpriseというところまで走っている。




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