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'03-4ドイツ・オーストリア
NachtZug
ナハトツーク

 ミュンヘン発−ハンブルク行き 
NZ1988列車 ”Meteor”

(タルゴ寝台)

ミュンヘンHbf22:57発−ハンブルクHbf7:51着

振り子を活かして旧東独など曲線の多い路線を高速化する目的で
輸入されたスペイン製タルゴ寝台。
基本的に構造はタルゴ寝台と同じだが各部ドイツらしくアレンジされ、
編成もスペインのタルゴ寝台とは異なり
シャワー付き2人室寝台車、2人用クシェット、リクライニング座席車で構成される。
ただ固定編成の不便さがあるのか使用区間は当初と変わり本数も減っている。

ハンブルク到着時の牽引はDB112型電気機関車。


自動車を運ぶAutoZugの列車でもあり、車運車も連結されている。


したがって最後尾は車運車となり、タルゴ客車の顔は見られない。


1997年1月フランクフルト中央駅で撮った同車両。
端部の顔もタルゴと同じ。


シャワー付きの2人用個室寝台。
ジャーマンレールパス使用時の料金は2名で130EUR(約18,000円)
出発時間が遅いので始めからベットメーキングされている。


部屋に置かれていた梨と炭酸水。
栓抜きや皮を剥くプラスチックナイフも添えられていた。


左側がベッドで正面の鏡付きドアがコンパートメント入り口、
右のドアが洗面所、トイレ、シャワールームのドア。
手前の壁は少し窪んでいてハンガーが掛かっている。


上段用の折り畳み階段。畳むとズボンプレッサーの様な感じになる。


トイレとシャワールーム、洗面台はちゃんと分かれている。
シャワールームの壁は何も無いので清掃が簡単そうだ。


洗面台もしっかりしている。


シャンプー類の他、洗面台の水は飲めないのでうがい薬も用意されている。


上/下段ともこの様に折り畳め、下段は同時に座席の背もたれが立ち上がる。


個室はベッド部分だけ張り出す形になっていて長さを確保している。
また、荷物スペースは廊下上だけでなくシャワールームの上にもあり、
座席状態でも折り畳み階段が使えるので便利だった。


座席にした状態。上段も壁と一体化して目立たなくなる。


穴カード式のルームキーと朝食券。


タルゴナイトと同じくプラスチック壁の廊下。
個室のドア部分はへこんでいてノブなどが邪魔にならない。


車端のデッキ部分、食堂車などがどちら側にあるか表示されている。


ワイングラスが吊さされているバーのカウンター。


朝食はビュッフエスタイルでバー部分の長テーブルに皿や食べ物が並べられている。


バー部分の天井は傾きのあるデザインになっている。


2人テーブルと4人テーブルが並び、椅子は折り畳み式。


ドイツパン、クロワッサン、ハム、チーズ、温泉卵などがあった。
料金は寝台料金に含まれていて寝台車の乗客全員が
ここで食べる事になるので結構混雑した。


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