TGV大西洋線開業の時に造られた銀色の編成。
客車10両+両端機関車の10両固定編成。
今回予約されていた席は4人用セミコンパートメントの通路側の向かい合わせ。
チケットをよく見ると”CLUB4”と書かれていた。
背当ては元々かなり斜めになっているが座面が一緒に前へスライドするリクライニングと
電動で座面が上下する機構が備わっている。
外観もそうだが、座席など内装まで角張っている。
シートの上は鏡、帽子置き程度の棚、荷棚と
従来のコンパートメント車両と同様になっている。
コンパートメントの反対側は1列向かい合わせのオープン席。
船のプロムナードの様な感じになった独特な部分。
荷物は上の棚の他、座席が背中合わせになった下の部分にも収納できる。
この編成では3両の1等車のうち2号車、3号車の2両がこの様なレイアウトになっている。
1号車は1等オープン席、1+2列で中央だけ向かい合わせの集団見合い配置。
この先の車端部にはU字に座席が並ぶ8人部屋が1室ある。
2等車は9号車の一部と10号車編成端部意外はオープン席、
方向固定で列集団見合い配置が基本で向かい合わせの部分は少ない。
座席幅が違っているが1等オープン席と似た雰囲気。
デッキ横にある補助椅子、
写真右上の黄色いマークは携帯電話使用可能なエリアを示している。
飲み物や菓子類の大型自動販売機。
中程1等車と2等車の間にある4号車バー車両、
日中はファーストフード店の様な雰囲気だが夜になると酒場へと変わるのであろう。
従業員1人だけでカウンターの対応をしていて大忙し。
できるだけ多くの人が使える様にという考えであろう。
7の字になったテーブルが並び、椅子は通行の邪魔にならない奥の方に配置されていた。
一番高価なメニュー10EUR(約1,400円)のセット。ラザニアの様なメインにサラダ、パン、ヨーグルト、飲み物が付く。
メインとヨーグルトの容器は焼き物だったので食べたあと紙で拭いて日本まで持って帰った。
本当は1等席の座席で食事が楽しめるサービスを利用したいと思っていて
座席予約時に希望したが、無いと言われた。