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2002-3

EURO CITY
VAUBAN


ミラノ発-ブリュッセル行きEC90列車
Milano Centrale8:10発−Spiez11:22着

イタリアからスイス、フランス、ルクセンブルクを経てベルギーの首都ブリュッセルまで5カ国を駆ける昼行列車。
ルイ14世に仕えたフランス軍人である築城の名手であるVaubanという愛称が付いている。


フランス、ドイツ、イタリア、スイス、スペインの鉄道に有効なユーロパス。
2ヶ月の間の任意の5日間1等車2人用でUS$612(約8万円)。


長時間乗車するので念のため座席予約を入れておいた。
料金は1人3EUR(約350円)。


始発のミラノ中央駅に入線している列車、行先のBRUXELLESと出発時刻だけ表示されている。


牽引は軸配置BBのE444電気機関車。


インタラーケン乗換駅・シュピーツで下車した時にはスイスSBBのRe4/4 II型機関車に代わっていた。


客車はイタリア国鉄5両編成で1等車は機関車の後ろに連結されていた。


車両の表示板には途中駅も表示されていた。
フランスの駅は書かれていないが、イタリア、スイス、フランス、ルクセンブルク、ベルギーと5か国を走り抜ける昼行列車である。


コンパートメントタイプの客車で片側が通路になっていて通路上にも荷棚があった。


仕切扉脇に予約票入れが入る様になっていて、予約席した席は相部屋になりそうだったので空いている席にした。


3人掛け向かい合わせの6人部屋で荷棚は座席上に2段になっていて下段の下側に読書灯が付いている。
窓際には小さめな折り畳みテーブル2つと屑物入れがある。


仕切は扉を含め、肘掛けより上の部分がガラス製で外が見える様になっていてカーテンも付いている。
通路側は肘掛内蔵の折り畳みテーブルがある。


急峻な雪山と、ひなびた教会というアルプスらしい車窓。


すれ違いの列車、1940年製のE636型が普通に走っていた。


レッチェベルク峠にさしかかり高度が上がった所で、眼下に並走する列車が見えた。


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