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高雄ライトレール

高雄捷運環狀輕軌
Kaohsiung Light Rail Circular Line

籬仔內-凱旋中華 2016年1月試運転 軽軌試乗

正式開業前、短区間で試乗運転が行われていた。
9時過ぎから19時前までで、30分間隔での運転だった。2016年撮影


券売/チャージ機が停留所のホームに用意されていたが
まだ使えない(無料なので必要ない)状態で、モニターに
「請使用 iPASS 一卡通」の張り紙があり、
その下には通常の操作説明が書かれていた。
それには全票(大人)30元と書かれていた。

2016年撮影


高雄地区の市内交通用ICカードIPASS(一卡通)。
台北の悠遊卡同様に台湾鉄道でも使える様になった。


スペインのCAF社製5連節低床車。2016年撮影


前後に運転台が、左右に乗降扉がある折り返し運転に対応したタイプで
両端の車両は運転室の後ろが乗降扉で、その後ろに車軸があって
オーバーハングが長い。2016年撮影


乗降扉の窓にはアニメ的な案内が貼られ、
車内かホームかどちらかの験票機に
ICカードをタッチするという事が描かれていた。2016年撮影


2・4車体目は両端の車体に支えられた宙吊り状態で
中央に乗降扉がある。2016年撮影


中間の3車体目は他より短いが、車軸とパンタグラフがあり、
停車中に上げて充電を行う。2016年撮影


駅間の線路上には架線が無い。2016年撮影


高雄メトロ紅線、凱旋站最寄りの前鎮之星站。
パンタグラフから電気をチャージできる設備を備えていて、
プラットホームは少しだけの高さがある。2016年撮影


折り返しとなる凱旋中華站の先には大きなショッピングセンタが見えたが、
こちら側を向いている出入り口は無く、試乗区間外で1つ先の
夢時代站が最寄りであった。2016年撮影


凱旋中華站から少し進んだところで折り返し、
渡り線を通って入線となる。2016年撮影


線路は凱旋四路の真ん中にあるが、
片側の線路沿いに広い歩道や自転車道.が平行し、
その両外側に上下の車線がある。2016年撮影


信号機はあるが、曲がったりUターンする様な動きがあり、
道路と交差するところでは係員が立っていた。2016年撮影


試乗区間は道路と交差する場所以外は
全てグリーンベルトの専用軌道になっていた。2016年撮影


正式開業後も当面の間始発駅となる籬仔內站。
線路上まで伸びたホームの屋根に剛体架線が設置されている。2016年撮影


籬仔內站の先には車両基地が見え、構内は架線が張られていた。2016年撮影


前鎮之星站の上には自転車道や展望台を兼ねた
大規模な歩道橋が掛かっている。2016年撮影


歩道橋展望台の上から、高雄のランドマーク
高雄85ビルを背景に入れて。2016年撮影


振り返り、左端に高雄85ビルをいれて。
こちらの方がビルが多く見え空が明るかった。
2016年撮影


先頭車の車内、車輪上の張り出しにに背中合わせの座席が載っている。2016年撮影


扉を挟むが最前列の座席は前向きになっている。2016年撮影


運転室との仕切はガラス面が広く、仕切扉もガラス製になっている。2016年撮影


チケットの確認は世界で主流となっているセルフサービス方式となっていて、
各乗降扉正面の刻印機代わりのIC端末が設置されている。
運転士に切符を見せたり料金を払ったりする事は無いので、
片側4カ所ある全ての扉から乗降する事が可能で、
乗った扉から下りて良いので最低このIC端末にタッチするまでの車内移動で済み
停車時間が短いので表低速度が高い。

こう書いていると日本の路面電車のワンマン方式が
非常に不合理で、それに合わせて作られている
扉の少ない低床車両もガラパゴス化したもので
負の連鎖が起きている様に感じる。
2016年撮影


駅に「請使用iPASS」と書いてあったので
当ててみるとピッと鳴り緑色のランプが点灯し「0 Fare」と表示された。
営業運転では抜き打ち検査と高額な罰金もあるだろうが、
この端末にカードを当てピッと鳴らす行為をしない事が
他の乗客に対するプレッシャーになると考えられている。2016年撮影


しかしホームにも端末があるのは疑問で、
営業運転されたら切符の扱いやIC端末が
どの様に使い分けられているのか見てみたい。2016年撮影


スモークガラスになっているが前面展望は可能。2016年撮影


先頭車は車輪上のスペースが大きくとられ、
向かい合わせの座席は1人掛けて2窓際に大きな台がある状態になっている。2016年撮影


座席は座面も含め樹脂製、
背中合わせの間に消火器が配置されている。2016年撮影


2・4車体目はロングシート的な座席配置。2016年撮影


連接部は開かれた面が出来るだけ広くなる様に考えられ、
編成全体の一体感がある。2016年撮影


四隅のうち1カ所は座席が無く、
広い床に車椅子のイラストが描かれていた。2016年撮影


半円のターンテーブル状になった連節部も
段差が無い様に造られている。2016年撮影


中間の3車体目は乗降扉が無く、
車輪スペース上の2人掛け座席がならんでいる。2016年撮影


中間車は車輪の左右動きが無い為だろうか
向かい合わせ席も2人掛けになっている。2016年撮影


日本だったら、下りる時にベービーカーを押して一番前まで
行かなければならないが、そんな必要は無い。2016年撮影


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