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'94-2
ジグザグヨーロッパ

パリ発−マドリッド行き タルゴ寝台
フランシスコ・デ・ゴヤ

408/409
パリ20:00発−マドリッド8:32着

両端電源車の連接型客車。小田急ロマンスカーの様に1両が短い。


マドリッド到着時は客車と同じ塗装のディーゼル機関車が牽引していた。。


この客車は軌間変換可能でスペイン在来線の1,668mm広軌と
AVE線やフランス、スイスの1,435mm標準軌両方の線路を走る事が出来る。
今回はフランス−スペイン国境にあったが、軌間が変わる所には地上施設があり、
ここをゆっくり通過するだけで車輪の幅を換える事が出来る。


4人用の寝台、向かい合わせ2段式。
室内はプラスチック地剥き出しが多いが、まとまりがあり
結構落ち着いた雰囲気になっている。


窓際中央のテーブルをはね上げると洗面台、
その両端には小物棚があり、アメニティーグッズがセットされていた。
又、ベットより奥に各々の上着掛けもある。


下段ベットもはね上げ式で座席も2人分の幅しかなく、
ベットの端はドアよりも通路側に突き出ている。


廊下もプラスチックの壁、出入り口部をくぼませて狭さを感じないようにされている。

写真は撮っていなかったが、食堂車で夕食をとった。
前菜、メイン、デザートとコースで
客全員が同時進行するスタイルだった。
これが欧州最初の夜行食堂車体験だった事もあるが、
とても満足出来た記憶が残っている。

写真の無断転載を禁止します。

1998年1月 セビリア発−バルセロナ行き 国内タルゴ寝台へ