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2019-4 旧ユーゴスラビアの国々

Railjet/Railjet Xpress 
レールジェット・レールジェットエクスプレス
ウィーン空港駅発-ミュンヘン/ザルツブルク行き
RJX1162/RJX1262列車Kitzbüheler Alpen
Flughafen Wien 8:03発-Wien Hbf8:18着

ウイーン中央駅発-ベネチア行き
RJ133列車 Gondolier
Wien Hbf12:25発-Villach16:46着

グラーツ発-ウイーン行き
RJ850列車
Graz Hbf20:26発-Wien Meidling22:55着


オーストリア鉄道OBBホームページでオンライン購入し、プリンタで印刷したチケット。
Sparschieneという格安料金で
ウイーン空港からウィーン中央駅、フィラッハ乗り換えでクロアチアのザグレブまで
500km近い道のり1等席で1人39EUR(約4860円)。
列車指定、変更不可で
記名式で、決済したクレジットカードを持っている本人でないと有効でない。
この様にしないと転売される恐れがあり、
格安航空に対抗できる料金では販売できない。

ウイーン中央駅からでも ウイーン空港からと同料金だったので空港からにしたが、
結局ウィーン空港から中央駅の区間は使わなかった。

座席の予約料金は別で1人3EUR(約380円)
国内列車は1予約で1回乗り継いで2列車予約できる様だったので
ウィーン空港からウィーン中央駅までの予約も入れた。


飛行機が大幅に遅れても大丈夫な様に、かなり時間を空けておいたが
予定通りに着いたので街まで別にチケットを購入。
自動券売機で購入したが、間違ってしまい続けて市内交通一回券を買う事になったが、
本来は片道4.2EUR(約530円)で地下鉄やトラムに乗り換え街の中心まで行く事が出来る。

別会社が運営するCATシティエアポートトレインは片道12EURと高価だが、
RJやRJXは近郊電車S7線と同じ料金で乗車できる。


帰りもSparschieneという格安料金で購入、
ザグレブからスロベニアのジダニ・モストで乗り換え、
ウイーンで日付を越えて、翌朝チェコとの国境近くのグミュンドまで行く
500km越えの行程で2等1人あたり31.4EUR
乗降駅が変わるウイーンの市内交通が2.4EUR、OBBの乗車券が29EURという内訳で、
ちなみにザグレブからウィーン中央駅までの行程でも29EURだった。

この行程にRJが入っていなかったが、
ユーロシティの国境区間が工事の為バス代行となり遅れて
後続のRJに乗る事になった。


側面にrailjetと大きく書かれた1116型電気機関車が牽引する客車編成。
複電源に対応した軸配置BB、最高速度230km/hの電気機関車。


ウイーン中央駅全面開業の1番列車を牽いたのだろうか。
2015年12月13日railjet560....と文字が書かれていた1116 208-0。

黒い部分が多い違う塗装も見られた。


RJ850はグラーツ発ウィーン行きでウィーン国内のみを走る列車であるが、
チェコ鉄道CDで3電源対応の1216型電気機関車が後に付いていた。


編成で機関車の反対側は機関車に似た先頭形状の
制御客車が連結されている。


制御客車は更に上級のビジネスクラスの席もある1等車Afmpz8090で
こちら側に1等車が集められている。


機関車と連結される客車Bmpvzの端部は切妻で、
機関車は両端とも流線型。


乗降扉はプラグ式で、内側に2段、
外側に折り畳み式1段、計3段のステップがある。


1等と2等の境目にレストランがあり、
バリアフリーに対応した1等席との合造車ARbmpzとなっている。


合造車ARbmpzの1等席寄り端部には
車掌のカウンターがある。


長編成の列車には全室1等車Ampzも連結される。


2+2配列の2等席。


座席の向きは変えることは出来ない。


向かい合わせでない席は、前席背もたれ背面に折り畳みテーブルがある。


客室端部、機器室の隣に荷物置き場があり、
向かい側は消火器が設置されていた。


客室の中程にも荷物置き場がある。


日本では激減してしまった車内販売も健在だった。



通路上の天井に所々液晶モニターが下がっていて、
列車についての情報が表示される。


仕切部に列車案内用の液晶モニターがあり、
仕切扉はガラス面が広い。


座席にリクライニング機構は無く、背もたれのテーブルは蝶番式。


向かい合わせ分にある大型テーブルは
中程の座席間に支柱がある。


大型テーブルは、引き出して拡張できる様になっている。


遮光はブラインド式。


荷棚の縁に座席番号と予約の表示器、
下面には読書灯が備わっている。


連結部の開口が広く、蛇腹や渡り部分がスタイリッシュ。


乗降扉の脇に開閉の押しボタンがある。


デッキにも案内表示用液晶モニターがあり、
その奥の両側が化粧室になっている。


化粧室内は自然の風景でラッピングされていた。


鏡を除く360度、扉までラッピングされている。


食堂車の業務用扉の前に車内販売用のカートが停められていた。


レストランがある車両に2等車側から進むと
カウンターが先にある。


円弧状の広いカウンターで奥がキッチンになっている。


レストラン席は通路を挟み4人テーブルと2人テーブルがある2-1配列。


カウンタの向かいにも2人用テーブルがあり、全部で5テーブル。


テーブル席の向こうは1等席になっている。


ウィーンからフィラッハまで行くときに食べた料理。
パスタ入りビーフブイヨンスープKräf tige Rindsuppe4.6EUR、
美味しいチャーシューの様な豚肉料理
Steirisches Wurzelfleischmit Petersilerdäpfeln 11.2EUR
ヴァイツェンビールEdelweiss Hofbräu3.9EUR。


メルツェンビール Gösserは3.6EURを追加、
ビールの種類によってグラを変えている。


グラーツからウィーンに戻る時に食べた料理。
ガーリッククリームスープ4.6EUR
パプリカチキンBIO Paprikahendl mit Spätzle11.2EUR
グラーツに醸造所があるビールPuntigamer3.4EUR
メニューは全列車共通の様であった。


合造車の1等席はバリアフリー対応の客室。


前に車椅子が停められる様座席間が広く、テーブルも
壁からの折畳み式になっている。


バリアフリー1等席のデッキ。
仕切部の張り出しはリフトかスロープが収納されているのだろう。


その向かいはバリアフリー対応の化粧室になっている。


バリアフリー化粧室も全周の壁がラッピングされていた。


手洗い台は鏡と一体で扉脇の角にあった。


その奥にカウンター付きの車掌室があり新聞が置かれていた。


隣の車両から貫通路越しに見た車掌カウンター。


各デッキには案内用モニターと屑物入れがある。


1等席は1+2配列、2席並び側も充分な間隔がある。


客室の中程にも荷物置き場がある。


荷物置き場の部分でクランクして
1席側と2席側の列が入れ替わる様になっていた。


以前乗った時の様に窓のラッピングは解消されたが、
世界遺産に登録された路線を通る優等列車なのに
窓は汚れているのは残念。
同様に山岳が多い隣国スイスの鉄道とは大違い。


保存車輛と記念碑があるセメリング駅。
絞りを開放すれば
なんとか見られる写真になる程度なので、
窓の汚れ具合は北海道の列車よりはマシ。


制御客車の運転席側1/3程は
更に上級のBusiness Classで、
1+1配列になっている。


Business Classも全席オープン席の編成は
一般の1等とBusiness Classの間に仕切が無い。
ファーストクラス(1等)よりビジネスクラスの方が
上級なのは不思議な感じがする。


Business Classの奥、運転室との間にもデッキと化粧室がある。


最上級クラス側にあるからなのだろうか、
こちらは風景のラッピングが無くシルバー一色。


広くはなく、手洗い台の設備などは他の車両と同じだった。



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