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2017-4 カナディアン ロッキー


WESTCOAST EXPRESS
ウエストコースト エクスプレス

Waterfront発 - Mission City行
Waterfront18:20発 - Coquitlam Central18:49着


スカイトレインのウオーターフロント駅からシーバス乗り場へ向かう通路。


その下は貨車のヤードになっていて何本も線路がある。


その一番手前には結構な数の白と青の客車が停まっている。


スカイトレインが折り返し運転する引上げ線がその間に入っている。


手前からスカイトレイン、2階建て客車、貨車、シーバス乗り場、クルーズ客船という並び。


留置されている様に見える客車の間にホームがあり、その乗り場へ行く入口は列車が出る夕方の時間帯しか開いていない。


月〜金曜日の運転でバンクーバ中心へ向かうWaterfront行が朝、Waterfront発が夕方のみに集中した5往復の運転がある。


通り掛かった時、制御客車を先頭に入線。
この列車は客車10両で隣の編成も客車10両編成だった


貫通扉付で、見慣れた顔という感覚がある制御客車。


Bombardier製の BiLevel Coachと言われる客車。


形状は同じだが番号が大きくなるとリベットやリブに違いがあった。


制御客車は貫通型で中間に組み込まれているのも見掛けられた。


脚やの屋根上にも大きく番号が書かれている。


機関車はMP36PH-3C型、アメリカのMotivePower社のMPXpressというシリーズの電気式ディーゼル機関車。


バイレベルの客車と同じくらいの高さがあり、全長20mを越える大型ながら軸配置はBB。


後部に丸窓付きの扉があった。


パシフィックセントラル駅に到着する前のカナディアン号の車窓からのWESTCOAST EXPRESSの客車が見られ、こちら側で整備されている様である。

バンクーバー地域の政府交通機関TransLinlk共通のICカードCompassカードが使える。
WaterfrontからCoquitlam Centralまでは3ZoneにあたりCompassカード利用でCA$6.05.(約500円)。


乗降口は1階部分にあり、外部ステップも付いているが、更にホームは低い。
デッキ上も2階席の窓が規則的に続いている。


入った所の階段寄りに二段開き扉の化粧室がある。


乗降扉を挟んで反対側にある「Crew Use Only」と書かれていたのは、車椅子等の為のスロープで、隣の車両ではカバーが付いてなかった。


反対側の乗降扉部には化粧室が無く、横長のシートがあった。
その上は斜めになっていて、階段下スペースだという事がわかる。


デッキと1階客室の間は簡易的な仕切で、端部が1人掛けのロングシート?になったセミクロスシートになっている。


クロスシート部分は2+2配列の向かい合わせ配置。


台車上にあたる車端部は1階建てで、デッキがある下階からの階段の先には簡易的な仕切が付いている。


車端部には窓2つ分、4ボックス16人分の座席がある。


連結部は両側にシート状のカバーが付けられていた。
押しボタンで開く仕切扉があるが、乗車時は開放されていた。


2階席に上る階段は中央、デッキがある1階席に下りる階段は向かって左側にある。


階段には足元を照らす照明が付いている。


2階客室も2+2配列向かい合わせのボックス配置。


同じ車両でも大型のテーブルがあるボックスと無いボックスがある。


テーブルが無いボックスは座席間に張り出すような肘掛けとドリンクホルダーがある。


端部の階段脇となる座席は座席間が密着し頭を当てる枕が無い。


座席は樹脂製で座面や背もたれのモケット部分は1席づつ独立している。


非常口に指定された窓には、開くか外れるかの取手が付いている。
また、窓上の黄色い線状の物は緊急通報用のスイッチで、どこにいても直ぐに押せるようになっている。


枕部分は革製でこの鉄道のイラストが入っている。


テーブル下にはPC電源用のコンセントが用意されている。


車窓から最初はヤードに留められたタンク貨車が見える。


台車と比べるとタンク本体の太さがわかる。


穀物用と思われるホッパー車。


その後、コンテナヤードが見える。


2段積みのコンテナ貨車。


入換機が動いているのも見られた。


それから少しだけ自然らしい水辺が見られた。
Expressと付くが、ゆっくりと走っている様に感じた。


海につながる入り江で対岸に雪を被った山も見える。


そんなところにオイルフェンスが張られていた。


そして小さめなタンカーがあった。


タンク貨車も停まっていて、ここで積み込まれる様だ。
石油施設は途中何カ所も見られた。


運河の倉庫街の様に見えたが、ヨットハーバーの施設だった。


Port MoodyとCoquitlam Centralではスカイトレインと接続していて、並走する区間もある。


Coquitlam Central駅はホーム1面、樹々の向こうにスカイトレインの駅がある。


列車は森の中を進んで行った。



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