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2017-8 スリランカ

 Commuter S8型DMU

チラウ発−コロンボ行き
Negombo10:25発-Colombo Fort11:54着
3816列車


窓口は閉まっていて、脇のボードに上下次の列車が書かれていた。
この窓口が開いたのは出発時刻の十数分前からだった。


時刻表は改札口の上に掲示されていて、
シンハラ文字だろうか現地語が大半だが行き先と時刻がわかった。


窓口で買った乗車券、硬券で日本の切符と同じくらいの大きさ。
ネゴンボからコロンボ・フォート駅までは38.9kmの距離で料金は40LKR(約30円)。


S8型、動力集中方式のDMU。
メーカーは韓国の現代で1991年製。


上にあるヘッドライトに違いがある。


動力車を含め5両編成で組まれている。


きれいな塗装の編成、初代TGVを思わせる塗り分けになっている。
後ろの塔は2018年完成に向けて建設中のロータス・タワー。


動力車も後方1/3程が客室になっている。
そういえば、プッシュプル編成であったが、
韓国セマウル号用DMUも動力車の後方に客室があった。


2編成併結の10両編成で走っている姿も見られた。


反対側は制御客車。
運転室後ろの扉も乗務員用で、乗降扉は片側につき2カ所になる。


こちら側もヘッドライトにバリエーションが見られる。


窓の上に方向幕の跡の様なものがある車両もあった。


アメリカのカーブスや日本のマヤ検の様に前方を見る為の出窓が運転室の後ろにある。


後ろの車両、制御客車の窓が埋められ中間車にされていた。

扉はあるが開けたまま走る。


混んでいる時でなくても風が抜ける扉部分は人気がある。


車内はロングシートで樹脂製の堅い座席。
吊り手は下がっていないが、掴み棒は多めに渡されていて、荷棚があり、
窓には通風孔のある雨戸が付いている。


連結側も行きどまりで貫通扉も窓も無い。
扉の向こうのホームのベンチも座席と同じ形をしていた。


通勤時間帯を外したので程よい込み具合だった。
開いたままの両開き扉の正面に掴み棒が立っている。


太鼓と歌でチップを稼ぐ若者が一駅ごとに車両をまわってきて、
帰りも同じ人が乗り合わせた。


対向列車のデッキにしゃがむ男性と
ロングシートから外を見る少年。


2つ先のKatunayake駅はホームを整備する工事が進められていた。
コロンボの主要国際空港と同名で、空港アクセスが考えられているかも知れないが
滑走路の延長線上にあり、ターミナルとは離れていて、
反対側に軍事基地が近くにある様で兵士が立っていて乗降客はいなかった。


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