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2016-8 タイ夜行列車の旅

 ITX-青春

2101列車 龍山発-春川行
龍山10:00発−加平10:56着

2018列車 春川発-龍山行
加平11:28発−龍山12:23着



予定を決めていなかったので往路は終点の春川まで買ったが加平で下車。
チケットは4号車に車両指定された自由席で、行きの龍山-春川間が7,000ウォン(約650円)、帰りの加平-龍山間は4,900ウォン(約450円)、片道づつ買ったがどちらも3割くらいの割引になっていた様だ。

チケットは専用の券売機で購入。
ほとんどハングルで、途中のページにENGLISHボタンを見つけたが結構大変だった。2階席の予約は携帯電話からのオンライン予約専用になっていて外国人には壁を感じる。


現代ロテム製の36800系電車。
前からの見た目はスウェーデンのレジーナを思わせる。


龍山駅はフルスクリーンのホームドアが付いていたが扉が無い所も開いていた。
先頭車に龍が描かれたラッピング編成だった。


先頭車を含め各車2扉。


8両編成で中程の4・5号車は2階建て、
側面は平面で、扉上辺りで若干折り曲げられている。


車内は回転リクライニングシート2+2配列。


平屋車両の客室。


通路側の席がリクライニングを一杯まで倒した状態。


隣り合う2席間の肘掛は固定式で折り畳み式テーブルが内蔵されている。


テーブルは扇形をしていて奥に飲物のカップを置くことが出来る窪みがある。


背もたれ背面下部にあるマガジンラックはシート状の樹脂製。


壁にはPC電源用のコンセントが付いている。


客室の最前列は自動で開閉する仕切扉が動いてくるので、
通勤電車の仕切の様なガードが仕切のすぐ手前に付けられていて、
間に手が挟まれない様に注意する警告シールが張られている。


仕切上部中央に液晶モニター、その両側に車内設備の表示があり、号車表示側にある3号車6号車の化粧室、6号車の授乳室は照光式で利用状態がわかる。
仕切は大窓が付いているが上の部分を除きスモークシールが貼られていて、開扉部のガードもありチグハグ感がある。


通路上の所々にも液晶モニターがあり下に次の停車駅が表示され上は番組が放映されている。
通勤車両と共通な物なのか扉が開く側を示す矢印表示も付いている。


荷棚ステー部分の下面には読書灯があり、すぐ横にスイッチがある。


緊急脱出用に窓を割るハンマーが用意され、その際の窓が指定されている。


ダブルデッカーの4・5号車二階建客室。
窓は平面で、車体側面の折り曲げより上になっているので位置が高い。
窓上の荷棚が無く空調の吹き出し口になっている。


天井は凸状に通路上だけ高くなっていて、通路上の液晶モニターは無い。
窓上の荷棚が無い代わり客室の前後に荷物置き場が設けられている。


1階客室もほぼ同様だが、2階席と比べ座席上の天井は高い様で通路部との段差は小さくなっている。


階段で90度曲がる様になっていている。


台車上の中階から見ると上下階に向かう階段が左右に配置されている。


踊り場部分は扉付の仕切で仕切られている。


踊り場はある程度の広さがあり、壁沿いに腰当があるが窓は無く、額に入った絵の様なイラストが描かれている。


3号車はバリアフリー対応となっていて、片側の1スパン分座席の無いスペースがあり、更に左右とも2列が1人掛け座席になっている。


仕切扉も幅広い。
仕切の向こうに化粧室の張り出しがあるが、床面の絨毯模様は真っ直ぐに突き抜いている。


バリアフリー対応の化粧室。
鏡は手洗い台の上と低い位置の2カ所に用意されている。


扉は円弧状のスライド式で押しボタンによる開閉。
オムツ交換台の他に幼児を座らせておく椅子もある。


化粧室向かいの通路には窓があり、上の方に額入の様に見える絵が並んでいる。


2階建て以外の各車も乗降扉は若干内寄りにあり、両端部に折畳み椅子のスペースがある。


このエリアには吊り手が付いていて、客室との仕切に号車表示だけがある。


空いていれば折畳み椅子を出して前向きに座る事が出来、車窓を楽しめた。


折り畳み椅子でなく自転車の固定台と、壁沿いの腰当てが付いている場所もあった。


車内wifi用の設備はアンテナが2本出ていて巨大な電源プラグの様に見える。


自動販売機とゴミ箱のブースもあった。


自動販売機は様々な物を扱える番号指定式。



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