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2016-4 バルチック・フィンランド

S220 Pendolino Sm3

ヘルシンキ発-ピエクマサキ行き
S2 81列車 Toijala7:31発-Jyväskylä9:36着

クオピオ発-ヘルシンキ行き
S2_76列車 Pieksämäki14:37発-Helsinki17:42着


フィンランドではユーレイル・フィンランドパスを使用。
寝台列車券と合わせて日本出発前にインターネッドで購入していた物。
利用日が1日分プラスされるというキャンペーン中で
1等2名の4日間で43,600円、チケットの額面は332EURとなっていた。
この高速列車も全席予約制ではなく、空いている時期なのか予約無しで問題なかった。


2世代のペンドリーノETR460と同タイプのイタリアのフィアット製。
最高速度220km/hの6両編成の動力分散方式EMU。


角柱状の大きな連結器カバーが先頭に付いていて、
2編成併結で走る姿も見られた。
客車のインターシティと同じ塗装。


2000年に見た時は赤いラインの塗装で先頭部と一体の連結器カバーが付いていた。


1等にあたるEkstraは1+2配列。


手前の座席が背もたれを最大までリクライニングさせた状態。
座面は連動ではなく動いていない。


座席の方向を変える事は出来ず、向かい合わせになった席の間には
固定テーブルが付いている。

向かい合わせ間のテーブルは折畳みで拡張できる。


1列側の座席。


窓下に電源コンセントが2個あり、隣に屑物入れ用のビニール袋が下がっている。


アーム式の折畳みテーブル、大きめでドリンク用のヘコミは無い。


マガジンラックは短冊状をした樹脂製の板にゴムを通している。


フットレストはアーム付け根の回転ロック機構が支えている。


荷棚は大きく張り出し、付け根部分に読書灯が内蔵されている。
通路上にモニター設置されているが、時計が隅に表示されているだけだった。


緊急脱出用のハンマーは荷棚下に設置されている。



遮光はブラインド式。


車窓に湖が多く、フィンランドらしい。
窓もとても綺麗にされていて、
造られてからもうすぐ20年にもなる車両に思えない。


車体中程に扉付の仕切がある。


仕切部分にドリンクコーナーがあり、コーヒーとお湯が入ったポットと
ティーバック、パックされたカップの水が置かれていた。


仕切の先に同じく1+2配列の小さめな開放客室があり、
更にその先に仕切扉がある。


その先はソファー椅子のコンパートメントになっていた。


ソファーの前には木目が入った菱形のテーブルがある。


開放客室側に戻り、デッキとの仕切扉は押しボタン式。
手前に小さ目な棚があった。


仕切よりデッキ側には雑誌や新聞が並べられる棚があった。


通路を挟んでその向かいは化粧室になっている。


化粧室内、壁は緑の模様が入っていた。


手洗い台の蛇口はセンサー式で、
鏡の下部にハンドソープ、ハンドドライヤーが内蔵されている。


デッキから1等客室側見たところ。


編成の設備案内が通路に貼られている。


連結部の足場にも蛇腹の様な線見えるが、
滑り止めを兼ねた突起であり、前後に重なる部分があり
距離の変化が調整される様になっている。


その先は2等車側のデッキ、化粧室と続く。


2等にあたるEcoクラスは2+2配列。


座席の向きは固定され向かい合わせ席の間には
固定テーブルがある。


背もたれのリクライニング各は小さめであるが、
もともと結構倒れている。


向かい合わせのテーブルは1等車と同様で拡張でき、
固定側で折畳み部が被らない所にドリンク用のヘコミがあった。


仕切より客室側に荷物スペースがある。


反対側はハンガーを備えた広めな荷物スペースがあった。


2号車の後方には座席が無い車椅子スペースがあり
テーブルが用意されている。


窓下には電源コンセントとゴミ袋の他、
連絡用と緊急用だろうか2個の押しボタンが付いていて、
後ろの壁には折畳み椅子があった。


反対側は、1席分の所で仕切壁がっ立っている。


その先に車椅子対応の化粧室がある。


扉がある面が斜めになった台形状の空間。


こちらは大きな扉が緑の模様で、
トイレより出入り口側にオムツ交換台がある。


こちらは、ハンドタオルの他に手拭き紙も用意され、
幼児用もオマルも置かれていた。


その奥のデッキは車椅子用のリフトが備えられていた。


傍らに操作用の端末ある。


3号車はカフェと食堂車。
2号車側から入ると、最初にショーケースが見える。


カフェ側には基部がゴミ箱で手摺も備えた
スタンドテーブルが並んでいる。


スタンドテーブルの方を向いて販売カウンターがある。


イタリアンフェア開催中だったのか、上全体にイタリアの風景写真が並んでいた。


夜行列車を途中下車しての乗り継だったので朝食を食べる。


には様々な物が所狭しと置かれているカウンターの上。


パンとオレンジジュース、コーヒーの朝食セット7.9EURと
カットピザにホットチョコレートを付け3.9EURにして2人分で約1,450円。


車体中程に幅がある仕切は、
下が屑物入れになっていて、上に調味料が置かれていた。


その先はレストランスペース。


4人掛けのテーブルが並んでいる。


ラウンジ的な雰囲気のある椅子だが
座面は折り畳み式で床と固定され手摺も付いていて機能的。


奥は片側がソファー席で反対側は折畳み椅子があるテーブルで、
車椅子客も利用できる様になっていた。



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