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'16-1 台湾

阿里山森林鉄路
Alishan Forest Railway

中興號・阿里山號

嘉義Chiayi発-独立山Dulishian行
311次 中興號 嘉義8:20発-獨立山9:44着

嘉義Chiayi発-奮起湖Fenchilake行
1次 阿里山號 獨立山10:22発-奮起湖11:20着

奮起湖発-嘉義行き
2次 阿里山號 奮起湖14:00発-北門16:11着

奮起湖発-嘉義行き
6次 阿里山號 北門17:14発-嘉義17:20着


特徴がある駅舎の嘉義駅。


阿里山森林鉄道の切符は台湾鉄道とは別の駅正面にある小さな窓口で購入する。


中興號は座席指定無しで終点の獨立山まで120元(約420円)。


出発時間の7~8分前にディーゼル機関車を先頭にした編成が入線してきた。


中興號と言えばこの気動車を連想していたが、
残念ながら阿里山號と同様の客車編成だった。


台鉄の駅舎に面したホームの向かい側、
阿里山鉄道のホームは日本で言うと0番線に当たる位置にある。


機関車が客車5両を押す編成で、乗務員室が付いた客車が先頭となる。


中興號は座席指定でないので、ロングシートの客車も連結されていた。


機関車の前となる一番後ろの客車に座った。


乗降扉は前方側左右のみ、
その後ろに車椅子スペースが用意されているが、窓が無いのが気に掛かる。


座席は回転リクライニングシート。


枕カバーの後面には、この列車のイラストが描かれていた。


背もたれのマガジンラックには沿線紹介の冊子があった。


乗降扉より前の右側には乗務員用席があった。
以前乗車した時は、先頭となった客車のこの様な席から
無線で機関車と連絡をとって走っていた。


貫通扉を挟んで前方右側は化粧室がある。


意外と狭さを感じなかった化粧室。


トイレは中華しゃがみ式の物に
洋式タイプとなるカバーが用意されていた。


貫通路に幌は無く、
扉脇に「列車行進中禁止通行」と書かれていた。
空いていれば窓何枚分もの景色が楽しめるので
ロングシートも良さそうだ。


後方には空調機器と荷物スペースがあった。


後扉の窓から見た機関車。
2006年日本車両製DL46


背伸びすれば連結器も見られる。


車体は年季が入っているが、窓はきれいにされている。


高度が上がるにつれ植生が変わってゆく。


吊り橋が間近に迫っているところもあった。


カーブでは前方の客車が見られた。


終点、獨立山駅に到着。
車体に「阿里山-嘉義」とペイントされているので
窓に張り紙がされていた。


折り返し列車が入る側線にはホームが無いので
鉄製のステップが用意されている。


駅から嘉義側に向かう方に散策コースがある。


折り返し列車の出発。


ポイントで合流するとすぐにトンネルに入る。


散策コースを進むと線路とクロスする場所があった。


獨立山の手前はスパイラルと言われる程複雑にループしている。
歩いて登ると意外とすぐ線路に出たように感じ、
駅の近くで待たずに、この辺りまで先回りすればよかった。


獨立山駅の時刻・料金表。
運賃は阿里山號と中興號で別の表になっていて
中興號の方が1割弱安い。


次の列車、阿里山號がトンネルから出て来た。


この列車もステップがある側の線路に入ってきた。


チケットは車内で購入。
1人58NT$、2名で116NT$(約410円)。


同じく回転リクライニングシート2+1配列であるが、
新しそうな座席でフットレストがあり、
背もたれのマガジンラック上に取っ手が付いている。


比較的空いていそうなところで、また
一番後ろの客車に乗ったので前方が良く見える。


奮起湖駅に到着、乗車した客車。


客車5両で先頭の客車は非貫通。


駅前で奮起湖駅鉄路弁当というのが売られていた。


駅前から続く老街は賑わっていた。


少し離れた所にある阿良鐵支路便當という店に行った。


2種類同じ価格であった。


その後、愛玉を食べに洒落た店へ。


撮影場所を探しながら散策していると
広場に転車台風のステージがあった。


奮起湖行きの来た阿里山号第3列車を撮影。


先頭の客車はラッピングされていたが、
景色に埋もれ、かえって目立たない感じがした。


勾配の下側となる後部に機関車が付く。


駅脇の奮起湖車庫が火車展示場となっていてシェイ型蒸気機関車や
旧式なディーゼル機関車が保存展示されている。


駅構内の奥の線に停められていた乗務員室付の貨車。
登る時は先頭に付き、最後尾の機関車に無線連絡して走るのであろう。


奮起湖駅では2編成の阿里山号が並ぶ。
先程到着した3列車を押してきたのは2006年日本車両製のDL45。


同形に見えるが、乗車した列車を押し牽きした
DL47は2007年台湾車輛製。


到着を撮影したラッピング制御客車の逆サイド。


中間車の妻面にまで絵が入っている。


奮起湖駅では切符が売られていて座席番号が入っていた。
嘉義駅まで買い1人240元。(約840円)


指定されたのは2号車の後ろの席。


行きに奮起湖まで乗って来た1号車と色違いの座席。
座席番号は数字のみで、奇数が1列側、4で割り切れる番号の席は通路側で、
それから2を引いた番号の席がその隣の窓側となっている。


窓下にあるドリンクホルダは
四角い紙パックも置ける様になっていた。


T形でスプリング跳ね上げ式のフットレスト。


どの車両も上側を向いた乗務員席がある。


この車両の乗務員扉は折戸で手動式だった。


急カーブで前方、2両前の機関車を見る。


後方の席だったので客室内を見渡せ、反対側の景色も見やすかった。


嘉義まで切符を買っていたが、一駅前の北門で途中下車。


北門駅より嘉義寄りにある車両基地の一部が
阿里山森林鉄路車庫園区として開放され
シェイ型蒸気機関車やディゼルカーの中興號など様々な車両が
展示されている。


現役の嘉義機関庫。
こちらへは入る事は出来ない。


1972年三菱重工製のDL33が入換作業をしていた。


北門駅で購入した乗車券。
カーボン紙で丸囲やチェックを付けるタイプで
料金は1人16元(約60円)。


奮起湖で見たラッピング客車に乗る。


1・2列車で乗った客車と比べ、背もたれ上に握り玉が無く、
肘掛け辺りなどにも違いがみられる。


枕カバーの色と広告が左右で違っていた。


フットレストはパイプ型になっていた。


最後尾の制御客車。


以前は無線連絡のみだったが、
しっかりとした運転台がある。


本日最後の列車が嘉義駅を後にする。






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